ブックタイトル鉱山2020年11月号

概要

鉱山2020年11月号

主な出来事（2020年10月）［協会・業界関係事項］［2日］JX金属は，本社に非鉄金属の新たな可能性を開く場所として「SQUARE LAB」を開設したと発表。「SQUARE LAB」はショールームである“Gallery”と，イベントスペースである“Arena”の二つの空間から構成される。［5日］DOWAエコシステムの子会社，エコシステム山陽は，岡山県美咲町と災害廃棄物等の処理に関する協定を締結したことを公表した。本協定は，自然災害で発生した災害廃棄物の処理について，美咲町から要請があった際の迅速な復旧支援の構築に寄与するものである。［5日］DOWAエコシステムは，子会社である相双スマートエコカンパニーが，10月2日に不燃性廃棄物の再資源化施設の竣工式を行ったことを公表した。同社では，特定復興再生拠点区域の整備事業に伴って発生するアスファルト・コンクリートがらや片づけごみ等の廃棄物のリサイクル処理を行う。［8日］ENEOSホールディングスは，宮崎県新富町と，低炭素・循環型の持続可能なまちづくりを目指して連携協定を締結したと発表。［8日］住友金属鉱山は，保有するインドネシアのPTヴァーレ・インドネシアの株式の一部につき，ヴァーレ・カナダ保有分とともに，インドネシア共和国のPTインドネシアアサハン・アルミニウムに売却することに合意し，2020年6月19日に株式売買契約を締結のうえ手続きを進めていたが，10月7日に売却が完了したと発表。［8日］住友金属鉱山及び住友商事は，ポーランド共和国の大手産銅会社KGHM Polska Mied? S.A.とチリ共和国において共同で推進しているシエラゴルダ（Sierra Gorda）銅鉱山の権益（住友金属鉱山が31.5％，住友商事が13.5％保有）について売却を含めた戦略的選択肢の検討をしていることを発表。［9日］石原産業は，グループ会社を通じ，有機化学事業（ヘルスケア）における研究開発対象の一つとして行っていたバイオ医薬品HVJ Eの開発から撤退することを決定したと発表。［12日］九州電力は，福島県柳津町に位置する猿倉嶽周辺において，今月末から地熱資源調査を実施すると発表した。今年度は，地下構造を把握するための地表調査を行い，調査の結果，地熱資源の存在が期待できる地下構造が確認された場合には，地熱資源の確認に向け，調査井掘削の準備を進める。［20日］住友金属鉱山は，機能性材料事業の粉体材料において，セシウムドープポリタングステート（CPT）を用いたニュートラルな色調である中性色の近赤外線吸収材料を新たに開発したと発表した。［26日］三菱マテリアルは，ベトナムを主な拠点としてタングステン事業等を展開するMasanHigh-Tech Materials Corporationとの間で，同社が行う第三者割当増資の引受（以下「出資」）についての最終契約書を締結したと発表。出資額は90百万US$（約95億円），現時点では2020年11月までに出資を完了し，出資後の同社の株式持分比率は10％となる予定。［29日］住友金属鉱山は，国立大学法人滋賀大学と，製造プロセスのデータ解析教育に関する共同研究を開始したと発表。本共同研究では，データサイエンスを学ぶ学生に，実際の製造現場に近いプロセスの解析用データを作成する実験機会を同社が提供することで，実践的なデータ解析の教材を開発することを目的としている。［30日］JX金属は，国連の専門機関である世界知的所有権機関（WIPO: World Intellectual PropertyOrganization）が運営する環境関連技術交流の枠組み「WIPO GREEN」へ参画すること，参画に伴い，同社独自の銅回収技術である「JXヨウ素法」に関する知的財産をWIPO GREENが運営するデータベースに登録したと発表。［30日］DOWAホールディングスは，秋田県における地域貢献活動として1991年から「DOWA杯ジュニア・クロスカントリースキー十和田湖大会」を運営・開催してきたが，参加者の中からオリンピック選手をはじめとする多くの日本代表選手を輩出し，秋田県スポーツの競技力向上及び普及発展に貢献したことが評価され，9月14日に秋田県体育協会から感謝状を授与されたと発表。［海外関係事項：業界］［1日］中国五鉱集団社（中国）子会社のMMG社（豪）は，コンゴ民主共和国（DRコンゴ）に保有するKinsevere銅鉱山の採掘を酸化鉱から硫化鉱に移行するため，2021年4月まで採掘を休止することを発表した。［5日］Central Asia Metals社（英）は，9月鉱山第789号2020年11月－40－