ブックタイトル鉱山2020年8・9月号
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鉱山2020年8・9月号
表4スズの国内需給(単位t)項目/暦年2015年2016年2017年2018年2019年前年比(%)(元号)(平成27年)(平成28年)(平成29年)(平成30年)(平成31/令和元年)生産1,6881,6201,6241,6501,6731.4発生その他274964521144597.3輸入25,52124,93627,83627,08224,283-10.3供給計28,80628,00130,90530,11227,569-8.5国内需要(見掛値)27,03826,20929,19528,10625,169-10.5輸出41839334953759310.4出所経済産業省需給動態統計および日本鉱業協会調べ表5スズ地金,合金の輸入(単位t)国名/暦年2018年2019年韓国5026中華人民共和国180523台湾1,8481,583香港843994ベトナム275244タイ2,4902,468マレーシア4,0904,035フィリピン152131インドネシア14,08310,795ベルギー350286ペルー1,6202,588ボリビア580265ブラジル203160その他419498計27,18524,596(出典:財務省貿易統計)フランク法による紛争鉱物のひとつに指定されていて,特にアフリカ産のスズ鉱石の取引に制約がかかるケースが多い。2019年6月には,スズ市場で象徴的な地位を占めていたマレーシアのMSC(マレーシア・スメルティング・コーポレーション社)の製錬所操業の不調が伝えられたものの,国際相場への影響は軽微に終わった。同社のナイジェリア産輸入精鉱の払底などが操業低下の原因と報道され表6スズ地金,合金の輸出(単位t)国名/暦年2018年2019年大韓民国3947中華人民共和国11049台湾12272香港629ベトナム1512タイ130115フィリピン207278その他52189計679792(出典:財務省貿易統計)たが,実情は不明であった。2019年7月には,中国国営でスズ鉱石・地金生産大手のユンナン・スズ社(Yunnun Tin Group)が,国内メタル他社と合併を計画中との報道が出ると,数年単位で低迷するスズ相場に起因する市場再編との観測が流れた。また,2019年10月にはカザフスタンのティン・ワン・マイニング(Tin OneMining)社が,スズ鉱山開発と並行して製錬所建設計画を発表し,2021年の操業開始を目指すとしたが続報は不明である。インドネシアは,東南アジア最大のスズ生産国であるが,10月に入ると国際スズ市場の引き締め目的で,国内のスズ鉱山,製錬,輸出会社に減産や出荷抑制を要請したとの報道があった。同じ10月末には,アフリカで第3位のスズ鉱石生産量を誇るルワ-97-鉱山第787号2020年8・9月