ブックタイトル鉱山2020年8・9月号

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概要

鉱山2020年8・9月号

表2世界の銀需給(単位含有量t,小数点以下四捨五入)2015年2016年2017年2018年2019年構成比(%)前年比(%)供給鉱石生産27,79827,78928,19627,68227,457-1.8公的機関売却(ネット量)---スクラップ(古くず)4,6724,7214,9514,8555,144-1.9へッジ供給(ネット量)244-60364-96-64-供給計32,71331,90733,21232,44032,537-2.3需要000宝飾品6,9456,3066,5596,8486,75220.24.4地金及びコイン9,1316,4915,4336,4946,78419.219.5銀器1,9671,6281,8651,9611,8975.85.2工業用需要計18,12217,61718,74418,55117,844エレクトロニクス用7,6527,2757,8138,0067,71623.72.5銀ろう,はんだ用1,9121,7211,8651,8651,8335.50.0写真用1,4331,3901,3181,2541,2223.7-4.9太陽電池用2,0052,3312,7652,5082,3797.4-9.3エチレンオキシド用3173172251611290.5-28.6その他用4,8044,5834,7584,7264,56514.0-0.7需要計36,16632,04332,60133,82333,276100.03.7過不足分-3,452-136579-1,382-739上場投資信託(ETF)増減-5521,54864-6432,572取引所在庫増減3922,4821,6722,2832,894ネット需給バランス-3,292-4,165-1,157-3,022-6,205銀価格(ロンドン年平均,USドル/toz)15.6817.1417.0515.7116.21出典World Silver Survey 2019(The Silver Institute/REFINITIV社編)メキシコFortuna Silver社,サンホセ銀山全景(同社オフィシャルサイトより引用)米諸国が多く,2019年時点では世界の銀生産の51%を占めている。続いて中国からカザフスタン,ロシア,ポーランドにかけての国々における銀鉱石生産が目立っている。銀鉱石は,銀鉱山ばかりでなく,金銀鉱山から併産する場合,亜鉛鉱山や鉛鉱山中から併産する場合,それらの精鉱中にかなり高品位の銀分を含有する場合もある。メキシコ,ペルー,ボリビアには銀鉱山が多いが,カナダ,豪州などでは他の鉱物と併産する場合が多い。歴史的に有名な銀山として,メキシコのグアナフアート,サカテカス,ボリビアのポトシ,日本の石見銀山などがあり,一部では現在に至るまで採鉱が続いている。鉱山第787号2020年8・9月-74-