ブックタイトル鉱山2020年8・9月号

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概要

鉱山2020年8・9月号

(1)ダイカスト用亜鉛合金委員会1ダイカスト用亜鉛合金委員会亜鉛ダイカストメーカー,亜鉛合金メーカーのメンバーからなるダイカスト用亜鉛合金委員会を2ヶ月に1回開催し,亜鉛ダイカストの需要開発促進のための新技術の開発,情報交換等を実施した。2高靱性化鋳造プロセスの調査研究「亜鉛合金ダイカストの高靱性化鋳造プロセス」の調査研究においては,ダイカスト鋳造条件,方法の違いによる湯流れ性への影響を評価解析した。(2)需要開発促進のための取組日本鉱業振興会助成事業として日本ダイカスト協会が実施した,亜鉛ダイカスト鋳造時の不良原因となるガス削減に関する調査研究を支援した。3.亜鉛めっき部門亜鉛めっき普及運営会議,および,亜鉛めっき普及専門委員会での活動を中心に,溶融亜鉛めっき普及促進のための活動を行った。平成30年度に溶融亜鉛めっき鉄筋について土木学会の設計施工指針(案)が改定されたことを受け,日本溶融亜鉛鍍金協会が中心となり溶融亜鉛めっき鉄筋の普及宣伝活動を促進した。(1)亜鉛めっき普及専門委員会日本溶融亜鉛鍍金協会,鉄鋼連盟,溶融亜鉛めっき業者,亜鉛合金精錬会社のメンバーからなる亜鉛めっき普及専門委員会を2~3ヶ月に1回開催し,溶融亜鉛めっきに関する営業・技術情報交換を行った。(2)溶融亜鉛めっき普及促進事業日本溶融亜鉛鍍金協会と共同で以下の活動を実施した。1技術講演会の開催今年は従来からの「溶融亜鉛めっきの基礎」,「溶融亜鉛めっきに関する話題あれこれ」の二つの講演に加えて,土木学会の設計施工指針(案)が改定されたことを受けて,新たに「溶融亜鉛めっき鉄筋を用いるコンクリート構造物の設計施工指針(案)」を加え,特に今後の需要拡大を目指している「亜鉛めっき鉄筋」の宣伝活動に努めた。出席者は総計326名であった。講演会後に集計したアンケート結果では,亜鉛めっき鉄筋のコスト優位性の定量データ,質問コーナーの設置等,具体的な要望も寄せられており,次年度に対応すべき課題である。(3)新規需要調査,開発に対するアプローチ溶融亜鉛めっき鉄筋関連で,日本鉱業振興会助成金対象である鹿児島大学,金沢工業大学,京都大学の研究テーマのフォローを実施した。4.海外活動-国際会議等(1)第64回国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)秋季会議へ参加本会議は,鉛と亜鉛の需要と供給のバランス及び市場成長の可能性についての継続的な情報提供と共有化する場として,春と秋の年2回開催されている。今年度の秋季大会は10月24~25日にポルトガル・リスボンで,27の国と地域から117名が参加して開催された。昨年は中国からの参加者が減少したが,今年は各国の中でも最多の人数が参加し,中国語・英語の同時通訳ブースまで設けられていたのが印象的であった。また前日の23日には「鉱石の低品位化と精鉱中の不純物レベルの上昇という課題への取り組み」と題した国際銅研究会,国際ニッケル研究会との共同セミナーが開催された。参加報告は機関誌「鉛と亜鉛」2020年1月号に掲載した。(2)IZA市場連絡会この市場連絡会(Market Liaison Meeting)は,国際亜鉛協会(IZA)が実施している亜鉛に関する各種テーマの進捗,世界市場の状況等を報告し,議論をするもので,本年度は2020鉱山第787号2020年8・9月-184-