ブックタイトル鉱山2020年8・9月号
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鉱山2020年8・9月号
2019年度の鉛生産は,前年比2.4%増の198.9千t/年となった。各社の操業上の特記事項は次の通り。(1)秋田製錬飯島製錬所2019年7月13日~2019年7月30日まで定期修理を実施した。(2)東邦亜鉛安中製錬所2019年7月12日~2019年8月20日まで定期修理を実施した。(3)神岡鉱業亜鉛製錬工場2019年9月8日~2019年10月15日まで定期修理を実施した。(4)八戸製錬八戸製錬所2020年3月9日~2020年4月30日まで定期修理を実施した。(5)彦島製錬彦島製錬所2019年10月4日~2019年11月20日まで定期修理を実施した。(6)神岡鉱業鉛リサイクル工場2019年11月27日~2019年12月12日まで定期修理を実施した。(7)三井金属鉱業竹原製煉所2019年5月12日~2019年6月11日まで定期修理を実施した。(8)細倉金属鉱業2019年5月12日~2019年6月3日まで定期修理を実施した。(9)東邦亜鉛契島製錬所2020年3月1日~2020年3月21日まで定期修理を実施した。Ⅲ.銅スラグ,フェロニッケルスラグ,亜鉛スラグの拡販対応1.非鉄スラグ製品の製造販売管理ガイドラインの改正と外部機関による審査日本鉱業協会は,非鉄スラグ製品に関するトラブル発生の防止対策として2005年9月にスラグ製品販売管理ガイドラインを作成して対応してきた。その後,環境安全品質が規定され且つ,昨今のスラグ問題に対応するため,2015年度に「非鉄スラグ製品の製造・販売管理ガイドライン改正検討委員会」を設置し検討を開始した。2016年2月より「非鉄スラグ製品の製造・販売管理ガイドライン改正検討委員会」は「非鉄スラグ製品の製造・販売管理委員会」へ組織を移行し,2016年3月に改正ガイドラインを公表した。ガイドラインは毎年見直しを行い,2017年9月,2019年3月にも改正した。会員個社は改正したガイドラインに沿ってマニュアルを改訂し,2019年度下期に外部審査機関(JICQA)の審査を通してシステムの有効性を担保する活動を実施した。監査結果は,2020年5月25日の非鉄スラグ製品の製造・販売管理委員会(委員;学識経験者,オブザーバー;経済産業省他)で報告した。2.港湾工事における非鉄スラグ利用技術マニュアルの作成国土交通省港湾局は,2011年に2001年制定の「港湾・空港等整備におけるリサイクルガイドライン」及び2004年制定の「港湾・空港等整備におけるリサイクル技術指針」の見直しを決定し「港湾・空港等リサイクル推進検討会」を設置した。それを受け,東北地方整備局が非鉄スラグWGを担当して一般財団法人沿岸技術研究センターより「港湾・空港工事における非鉄スラグ利用技術マニュアル」を2015年9月に発刊した。工事実績については,毎年更新を行っている。このマニュアルを幅広い広報活動に活用すべく,非鉄スラグ製品の技術説明会を継続して開催している。3.非鉄スラグ骨材を用いたコンクリートの設計施工指針の改訂日本鉱業協会は,フェロニッケルスラグ及び銅スラグをコンクリート用骨材として用いるための指針として,土木学会に委託して『フェロニッケルスラグ骨材を用いたコンクリートの設計施工指針』及び『銅スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計施工指針』を1997年度に発刊した。2003年のコンクリート用スラグ骨材JIS改正にあわせ,2013年度~2015年度に改定作業-125-鉱山第787号2020年8・9月