ブックタイトル鉱山2020年8・9月号

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概要

鉱山2020年8・9月号

証案件を採択した。また,開発資金債務保証の財務的支援を経て,出力10,000kWを超える地熱発電所として国内では23年ぶりとなる山葵沢地熱発電所(設備容量:46,199kW)が運転を開始した。国内地熱ポテンシャル調査については,3地域で空中物理探査を,2地域5件(うち2件は前年度からの継続)のヒートホール調査を実施した。技術開発事業では探査技術,掘削技術及び貯留層評価・管理技術の開発を継続実施し,リグの小型化技術や水中不分離セメント利用の地熱井逸泥対策技術をはじめ,それぞれのテーマで実証試験段階に移行するなど進展を見た。また,地熱技術者人材不足の解消を目的とした各種研修の継続実施に加え,ニュージーランド政府系研究機関,オークランド大学等と共同地熱技術者研修「地熱地質学上級コース」を海外で初めて開催したほか,地熱井掘削における危害・鉱害防止に資するための自主保安指針の策定に着手した。適切な地熱資源管理を促進するための「地熱資源開発アドバイザリー委員会」を活用し,大分県別府市をはじめ,地熱資源管理の調整役である自治体からの要請に基づき,6案件について,専門的見地からの助言及び地元説明会や協議会への専門家の派遣等を行った。また,「地熱シンポジウムin湯沢」をはじめとする幅広い地熱開発の理解促進イベントを開催し,一般国民への地熱発電の普及啓発に努めた。さらに,北海道森町,岩手県八幡平市及び秋田県湯沢市を「地熱資源の活用による地域の産業振興に関するモデル地区」として認定し,ウェブサイト等で同市町の模範的な取組を全国へ発信するとともに各種支援を開始した。(2)NEDOによる地熱発電技術の研究開発2014(平成26)年4月NEDOは,再生可能エネルギーに関する新技術を生み出し発信する拠点として,福島再生可能エネルギー研究所を開所した。2019(令和元)年度は,地熱発電技術研究開発として,「酸性熱水利用の技術開発」,「地熱発電所の利用率向上及び運転等の管理高度化に関する研究」等を実施し,また超臨界地熱発電技術研究開発として,「超臨界地熱資源の評価」,「超臨界調査井掘削に関する技術開発」等を実施した。Ⅱ鉱山開発と操業の動向1.国内鉱山の動向住友金属鉱山㈱菱刈鉱山の2019(令和元)年度出鉱量は184千t,出鉱品位はAu 33.1g/tであった。また下部鉱体開発のための起業工事を引き続き実施中である。2.海外鉱山の動向・住友金属鉱山㈱及び住友商事㈱が権益の一部を保有する米国アリゾナ州のモレンシー鉱山は,順調に操業を実施し,産銅量は年間461千tとなった。・住友金属鉱山㈱及び住友商事㈱が権益の一部を保有するペルーのセロ・ベルデ鉱山は,順調に操業を実施し,産銅量は年間455千tとなった。・住友金属鉱山㈱及び住友商事㈱が権益の一部を保有するチリのカンデラリア鉱山及びオホス・デル・サラド鉱山では,オープンピット及び坑内採掘ともに順調に操業を実施し,産銅量は141千tであった。・住友金属鉱山㈱及び住友商事㈱が権益の一部を保有する豪州ノースパークス鉱山は順調に操業を実施し,産銅量は36千tであった。・住友金属鉱山㈱及び住友商事㈱が権益の一部を保有するチリのシエラゴルダ鉱山の産銅量は108千tであった。・メキシコ合衆国メキシコ州のティサパ鉱山(出資比率:DOWA 39%,ペニョーレス51%,住友商事10%)の2019(令和元)年粗鉱処理量は,950千tで亜鉛精鉱76千tのほか鉛精鉱・銅鉱山第787号2020年8・9月-120-