ブックタイトル鉱山2020年8・9月号

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概要

鉱山2020年8・9月号

1.価格指標ビスマス世界のビスマス取引市場はなく,公表価格もない。米国内務省地質調査所(USGS)の年報や専門誌などの情報によると,2015年から2019年までのビスマス価格の動向は表1のとおりである。2018年から2019年にかけてビスマス価格は3割以上も下落したが,他のレアメタルともども需給緩和感を背景にして価格も下落気味である。表1米国ビスマス価格(99.99%地金ベース)暦年20152016201720182019$/lb6.434.534.934.643.40出典:USGS年報2.世界の需給世界のビスマス生産や需給に関して公表されている統計はない。米国内務省地質調査所(USGS)の年報によると,表2のとおり,米国を含まない世界のビスマス地金生産は年間19,000トン程度である。世界最大のビスマス生産国は中国であり,2019年の推定地金生産量は14,000トンであった。続いて,ベトナムが年間3,000トンを生産していると推計されるが,USGSの2020年用の報告原文ではラオスとして計上されていて,両国を混同したのではないかと思われる。一般的に,ビスマスは鉛精鉱中に含有されていることが多く,鉛の副産物として地金生産をしていることが多い。3.国内の需給と輸出入ビスマスの国内需給状況は,表3のとおりである。日本には,現在,ビスマス鉱山がないの表2世界のビスマス生産2017年以降は地金生産量(単位トン)国名/暦年20152016201720182019備考米国--8080スクラップ産のみオーストラリア--ボリビア1010ブルガリア505050カナダ33252525中国7,5007,40013,50014,00014,000日本--525571540カザフスタン270290270韓国--900900ラオス(ママ)2,0003,0103,000ベトナムと混同かメキシコ700700513333400ペルー--ロシア4040旧ソ連--カザフスタン--ベトナム2,0002,0002,0003,0103,000その他--合計10,300 10,200 16,900 19,200 19,000出所:USGS(米国内務省地質調査所),一部は同所の推計値(注)米国は生産量をほとんど公表せず。2016年までは鉱石生産,2017年から地金生産を掲載鉱山第787号2020年8・9月-104-