ブックタイトル鉱山2020年8・9月号

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概要

鉱山2020年8・9月号

表3世界のカドミウム地金消費(単位t)国名/暦年2015年2016年2017年2018年2019年構成比前年比(%)ヨーロッパベルギー6076076076076073.00.0チェコ--フランス1001001001001000.50.0ドイツ75757575750.40.0イタリア50505050500.20.0ポーランド3692982982982981.50.0セルビア30303030300.10.0ロシア--スウェーデン9881,0161,1439729584.8▲1.4英国10101010100.10.0ユーゴスラビア--その他ヨーロッパ40404040400.20.0小計2,2692,2262,3532,1822,16810.8▲0.6アフリカ小計20202020200.10.0アジア中国17,87117,36516,39511,40710,41951.8▲8.7インド2575233244014112.02.7日本1,9501,9732,1891,8371,7978.9▲2.2韓国3,9583,9583,9583,9583,95819.70.0台湾--その他アジア1191191191191190.60.0小計24,15523,93822,98517,72116,70483.1▲5.7アメリカブラジル1761761761761760.90.0カナダ1172031971411450.73.0メキシコ1591591591591590.80.0米国3806306308436303.1▲25.2その他アメリカ72727272720.40.0小計9031,2401,2341,3901,1825.9▲15.0オセアニアオーストラリア24242424240.10.0世界計27,37127,44826,61721,33820,099100.0▲5.8(注)小数点第2位四捨五入により合計が合わない場合がある。出典WBMS:World Bureau of Metal Statistics2015年以降,年間1,300tから1,500tで推移している。最近のカドミウムの主要輸出先はインドで,貴金属装飾品用のカドミウムメッキ需要が堅調である。日本におけるカドミウム地金需要の大半はニカド電池を主とする電池向けであった。表6に,日本の各種電池生産量の推移を示した。統計上,カドミウムを使用した電池は,“その他アルカリ電池”に分類されているが,他の電池生産量の推移と比べて大きく減っている。世界の趨勢をみても,ニカド電池は放電量が多いというメリットがあり,産業用には適しているものの,近年ではリチウム・イオン電池やニッケル主体の電池に代替される傾向にある。-101-鉱山第787号2020年8・9月