ブックタイトル鉱山2020年6月号

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概要

鉱山2020年6月号

部門の売上高は前期比10.6%減の82,348百万円,営業利益は同18.8%減の5,115百万円,経常利益は同19.4%減の5,199百万円となった。*熱処理部門熱処理事業は,世界的に自動車生産台数が減少した影響を受け,国内外の拠点における受託加工数量が減少した。また,設備増強に伴って減価償却費が増加した。工業炉事業は,新規設備の受注が軟調に推移し,設備メンテナンスの受注が減少した。これらの結果,当部門の売上高は前期比5.9%減の27,995百万円,営業利益は同50.7%減の1,202百万円,経常利益は同51.2%減の1,256百万円となった。*その他部門その他部門では,売上高は前期比3.7%増の12,055百万円,営業利益は同2.5%減の771百万円,経常利益は同2.5%減の825百万円となった。*業績予想2021年3月期の連結業績予想は,新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,現時点で今後の業績を合理的に算定することが困難であるため,未定としている。今後,業績予想の算定が可能となった段階で,速やかに公表する。<古河機械金属㈱>*全般売上高は,1,652億15百万円(対前期比89億1百万円減),営業利益は,86億93百万円(対前期比2億22百万円減)となった。機械事業では,ロックドリル部門は,減収減益となったが,産業機械,ユニック部門の増収増益により,全体では増収増益となった。素材事業では,化成品部門は,増収増益となったが,金属,電子部門の減収減益により,全体では減収減益となった。また,不動産事業は,減収減益となった。経常利益は,81億35百万円(対前期比1億円減),特別利益に古河大名ビル(福岡県福岡市中央区)の売却益5億83百万円ほかを計上し,また,特別損失に投資有価証券評価損10億29百万円ほかを計上した結果,親会社株主に帰属する当期純利益は,44億31百万円(対前期比2億22百万円減)となった。*金属伸銅需要は,電子機器向けが回復傾向にあったが,第4四半期には軟化,一方,電線需要は,建設工事向けなどの需要が堅調に推移した。電気銅の販売数量は,83,864トン(対前期比1,282トン減)で,海外相場の下落もあり減収となった。電気金は,生産数量の減少に伴い減収となった。金属部門の売上高は,671億49百万円(対前期比129億18百万円減),営業利益は,3億1百万円(対前期比2億80百万円減)となった。*産業機械マテリアル機械では,中間貯蔵施設(福島県双葉郡双葉町)向け関連設備の売上を計上し,増収となった。また,大型プロジェクト案件では,東京外環自動車道工事向けベルトコンベヤ,小名浜港湾国際バルクターミナル向けの荷役設備,中間貯蔵施設(福島県双葉郡大熊町)向けベルトコンベヤ,境川金森調整池造成工事(東京都町田市)向け密閉式吊下げ型コンベヤ等について出来高に対応した売上を計上し,増収となった。産業機械部門の売上高は,232億37百万円(対前期比52億65百万円増),営業利益は,32億8百万円(対前期比11億19百万円増)となった。*ロックドリル国内では,都市再開発や建設投資などの継続した需要を背景に,油圧ブレーカや油圧クローラドリルなどの出荷は好調を維持した。トンネルドリルジャンボについては,リニア中央新幹線工事や北海道整備新幹線工事,中部横断自動車道工事向けの出荷があったが,熊本地震復旧・復興工事向けなどの出荷があった前期と比べ減少し,減収となった。海外では,油圧クローラドリルの出荷が,特に北米において,排ガス3次規制機の出荷が好調であった前期と比べ減少し,また,その他の地域は,市況悪化により総じて振るわず,減収となった。ロックドリ鉱山第785号2020年6月-42-