ブックタイトル鉱山2020年1月号

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概要

鉱山2020年1月号

主な出来事(2019年12月)[協会・業界関係事項][2日]三菱マテリアルは,連結子会社である三菱マテリアルトレーディング社を京セラ社に事業譲渡することとしたと発表。[5日]三井金属鉱業は,全固体電池向け固体電解質の量産試験用設備を導入することを決定したと発表。埼玉県上尾市の研究所敷地内に新たに建屋を建設し,生産設備を随時導入し,2020年12月に完工予定,同月より稼働開始を予定しており,需要に応じて年間数十tの生産能力まで引き上げる計画。[16日]DOWAホールディングスは,子会社のDOWAエコシステムが出資するインドネシアの子会社PT.Prasadha Pamunah Limbah Industri(以下,PPLi)において,新たに廃棄物焼却設備の建設に着手し,2021年度中の稼働開始を目指すと発表。PPLiは,インドネシアで唯一許可を受けた有害廃棄物の最終処分場を保有しているが,今回焼却設備を新設することで,燃料化や埋立処分には適さない性状の有害廃棄物の無害化処理が可能になる。[16日]古河機械金属は,同社の技術統括本部新材料開発部にて,放射線検出器の動作確認及び校正に使用していた密封線源1個が所定の保管場所にないことを確認し,原子力規制委員会に報告したと発表。[16日]JOGMECは,参画する南アフリカ共和国でのウォーターバーグ白金族プロジェクトにおいて,最終フィージビリティ・スタディが,参画企業間の会議にて承認されたと発表。[17日]野村興産は,キャピタル・キューデン社及び西日本プラント工業社より,ジェイ・リライツ社の全発行済株式を譲受することになったと発表。ジェイ・リライツ社は野村興産グループの関係会社として,九州,沖縄,中・四国エリアの使用済み蛍光管,使用済み乾電池の適正処理・リサイクルの推進,廃棄物の輸送効率化拠点として活用される。[19日]JX金属,三井金属鉱業,パンパシフィック・カッパー(以下,PPC)の3社は,関係当局の許認可が得られることを前提として,2020年4月をもってPPCが運営する銅製錬機能である佐賀関製錬所及び日立精銅工場と,PPC日比製煉所及び日比共同製錬玉野製錬所(PPC保有権益分63.51%)を,JX金属,三井金属鉱業へ移管し,それぞれが製錬子会社を設立し,運営することについて基本合意したと発表。[19日]JX金属と三井金属鉱業は両社間で係争中であった「キャリア付極薄電解銅箔」に関する複数の特許に係る訴訟等について,和解が成立したと発表。[19日]JOGMECは,12月16日付けで,ウズベキスタン国家地質鉱物資源委員会と,同国ナボイ州における金・タングステン資源の把握を目的とした共同調査を実施するための協定書を締結したと発表。[20日]三井金属鉱業は,銅箔事業の米国子会社であるOak-Mitsui Inc.の全株式を,日本電解へ譲渡することで合意したと発表。[23日]JXTGホールディングスは,比亜迪(BYD)(中国)の日本法人のビーワイディージャパン社と基本合意書を締結し,EVバス向け蓄電池の「リース・リユース・リサイクル」循環モデルの構築に向けた協業を開始すると発表。[23日]石原産業の連結子会社ISK SINGAPOREPTE. LTD.は,2013年8月12日付の開示の通り,これまで会社清算に向けて資産・負債の整理手続きを進めていたが,遅れていた債権の確定手続きを終え,株主総会において解散を決議したと発表。[24日]JX金属は,金属3Dプリンター向けの合金設計等の事業を行う英国のスタートアップ企業OxMet Technologies Ltd.の株式25.1%を620万ポンド(約9億円)で取得する契約を,12月23日に締結したと発表。[25日]住友金属鉱山は,子会社であるコーラルベイニッケル社が,フィリピン環境天然資源省より「2019年鉱物産業環境大統領賞」で「プラチナム賞(大統領賞に次ぐ第2位)」を受賞したこと,東南アジア諸国連合(ASEAN)からは,2019年のASEANミネラルアワードを受賞し,金属製錬部門において,持続可能な鉱物開発のベストプラクティス企業として第1位を獲得したと発表。[国内関係事項][16日]住友商事は,インドネシアの民間発電事業デベロッパーであるPT.Supreme Energy,欧州大手総合エネルギー企業のENGIE(あわせて以下,3社)と共同で,インドネシアの西スマトラ州において,ムアララボ地熱発電所に参画すると発表した。3社は,12月16日よりムアララボ地熱発電所の商業運転を開始した。-68-鉱山第782号2020年1月