ブックタイトル鉱山2020年1月号

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概要

鉱山2020年1月号

意すること”等,立ち入る際の注意事項がびっしりと書かれた書類に署名した。特殊空間への出入りは厳重だなと感じながらいよいよスーパーカミオカンデの中枢である地表面から約1000m下の空間へ進出する。ニュートリノの観測場所である不純物がほとんど含まれていない超純水約5万tの貯水層(φ40m×高さ40m)に直接触れることは当然できなかったが我々が踏み締めている床の下には一瞬の光も逃すまいと観測し続けている光センサー(光電子倍増管PMT:右写真)が1万個以上も設置されていると思うと何とも不思議な空間だなと感じた。この研究施設で行われていることは,単純に言うと『水の分子にニュートリノが衝突して放つ弱い光を光電子倍増管で増幅し捉える。』ことスーパーカミオカンデ貯水層内部光電子倍増管PMTスーパーカミオカンデの概況説明-42-鉱山第782号2020年1月