ブックタイトル鉱山2020年1月号

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概要

鉱山2020年1月号

(4)海洋鉱物資源開発1海洋鉱物資源開発に向けた資源量評価・生産技術等調査事業委託費〔エネ特〕89.0億円(87.0億円)我が国周辺海域に存在する海底熱水鉱床やコバルトリッチクラスト等の海洋鉱物資源開発に必要な技術の確立等を目指し,海底熱水鉱床については,平成29年度に行った「採鉱・揚鉱パイロット試験」で抽出された技術課題や平成30年度に実施した経済性評価を含む総合評価を踏まえ,事業者が参入を判断できるレベルの資源量の把握や将来の商業化システムの確立を見据えた課題解決の取組を実施します。コバルトリッチクラストについては,海底熱水鉱床の開発で培った技術を応用しつつ,実海域での採鉱技術に関する調査を行います。また,レアアース泥を含めた海洋鉱物資源に共通する生産関連技術の基礎調査等を行います。(5)その他1独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構運営費交付金(金属鉱業一般勘定・投融資等金属鉱産物備蓄勘定)〔一般〕38.0億円(37.0億円)レアメタル等金属鉱物の安定供給確保等のため,JOGMECの運営費(金属鉱業,備蓄など)を交付します。2国際非鉄金属研究会分担金〔一般〕0.1億円(0.1億円)非鉄金属に関する世界の需給動向等を把握するため,生産国及び消費国をメンバーとする研究会の活動に参画します。令和元年度補正予算案(1)海外資源確保1独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構出資金〔一般〕209.0億円(0億円)電気自動車や再エネ機器等の普及で大幅な需要増加が見込まれる一方,中国による寡占化等が進行しているコバルトやレアアース等のレアメタルの供給源確保に向け,出資等の支援を行うため,JOGMECに出資します。令和2年度財政投融資計画案○財政投融資特別会計(産業投資)出融資等事業令和2年度案:989.0億円(自己資金895.0億円を含む)(令和元年度:643.8億円(自己資金541.8億円を含む))金属鉱物資源開発については,民間企業だけで行うにはリスクが大きすぎることから,民間金融を補完し,我が国への金属鉱物資源の安定供給確保を図るため,探鉱に必要な資金の出資・融資及び開発に必要な資金の出資・債務保証等を行います。鉱山第782号2020年1月-9-