ブックタイトル鉱山2019年12月号

ページ
46/52

このページは 鉱山2019年12月号 の電子ブックに掲載されている46ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年12月号

休止には世界的なリチウム市場の低迷が背景にあるとしている。[6日]第2回中国国際輸入博覧会で金川集団公司は,豪州全景資源公司(Panoramic ResourcesLimited社)とニッケル精鉱に関する輸入契約を締結した。[7日]韓国における独立財政機関である韓国国会予算政策処(NABO)の2020年度予算案に係わる資料において,調達庁のレアメタル備蓄を韓国鉱物資源公社(KORES)に移管するための具体的方策が進められていることが明らかとなった。[7日]インドネシアLuhut Pandjaitan海事投資調整大臣は10月29日から実施していた一時的な低品位ニッケル鉱石の輸出禁止措置を解除したことを発表した。[7日]BHP社が豪・シドニーで開いた年次総会において,企業の倫理的責任を追求する団体Australian Centre for Corporate Responsibility(ACCR)が提出した,豪州鉱物資源評議会(MCA)など鉱業団体からの脱退を要求する決議書に対し,同社株主の29.5%が賛同の票を投じた。[7日]DRコンゴの銅・コバルト生産者KatangaMining社が,債務の株式化の一環として親会社Glencoreに約7.6億加ドル(5.8億米ドル相当)の株主割当発行を行う。現在GlencoreはKatanga社の86.3%シェアを持つが,Katanga社の5.8億米ドル相当の債務と交換に,同社のシェアをさらに高める。[15日]UNEP(国連環境計画),ICMM(国際金属鉱業評議会),PRI(責任投資計画)により共同開催されているThe Global Tailings ReviewのDr. BrunoOberle議長は,国際鉱滓ダム基準(Global TailingsStandard)に関するドラフトのパブリックコンサルテーションを開始したと発表した。[18日]豪州地質調査所(Geoscience Australia)と米国地質調査所(USGS)は,クリティカルミネラルに関する共同プロジェクトの実施に関する協定を締結した。同プロジェクトではクリティカルミネラル資源に関し,ポテンシャルマップの作成や定量的な評価,鉱化分布の地質的制約に関する共同研究,需給シナリオを理解するためのデータ分析機能の開発などに焦点が当てられる。[18日]中国有色鉱業集団有限公司は,DRコンゴで投資建設しているDeziwa銅・コバルト鉱山の試運転に成功した。[20日]欧州委員会は,サプライチェーン上の金属や鉱物の供給源を確認する方法(いわゆる「デューデリジェンス」プロセス)についてのガイダンスを企業に対して提供するオンラインポータル「DueDiligence Ready!」を開設した。バリューチェーンにおける透明性と説明責任が向上し,原材料の使用が人権を尊重するものであることを確認できるようになる。[20日]フィリピン第2位のニッケル鉱石生産会社であるGlobal Ferronickel社は,宝鋼資源国際有限公司(Baosteel Resources InternationalCo.,Ltd.)と,2020年にニッケル鉱石を1百万t供給するという契約を締結したと発表した。[20日]Sienna Resources社(加)は,スウェーデン南部のSlattberg銅・ニッケル・コバルトプロジェクトで2019年10月に実施したボーリング調査において,プラチナとパラジウムが捕捉されたと発表した。[20日]European Metals社(豪英)は,CEZ Group社(チェコ)と潜在的な戦略的パートナーシップの構築とチェコCinovecプロジェクト(リチウム,錫)に対する重要な投資に関して,条件付き契約を締結したと発表した。[25日]Rio Tinto社は豪州の学生を対象に,批判的思考,問題解決,自動化,システムデザイン,データ分析など将来的なデジタル化に必要とされるスキルを開発するため,10百万豪ドルを投じた4年間のプログラムをSydney大学のRio Tinto Centrefor Mine Automationで開始した。[26日]Mutanda銅・コバルト鉱山(DRコンゴ)(Glencore所有)が予定を早めて操業を休止し,メンテナンスに入った。銅やコバルトの抽出に使用する硫酸の供給が困難になったことが理由である。[27日]膨大な借金を抱えるCODELCO(チリ)が,社会抗議活動の影響で更なる融資を受けられず銅生産者1位の座を明け渡す可能性に言及している。[27日]Rio Tinto社は749百万米ドルを投じて豪・西オーストラリア州Pilbara地域Greater TomPriceにおけるWestern Turner Syncline Phase 2(WTS2)鉄鉱石鉱山を拡張する計画を役員会で承認した。[29日]豪・南オーストラリア州政府は,資源系のコミュニティプラットフォームである豪Unearthedと共同で,鉱物資源の豊富な同州Gawler地方における新たな鉱床発見に向け,クラウドソーシングによる世界初の試みとなるコンペティション「ExploreSA:The Gawler Challenge」を2020年初頭から開始する。鉱山第781号2019年12月-39-