ブックタイトル鉱山2019年12月号

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概要

鉱山2019年12月号

(3)特別講演北海道大学大学院客員教授の富山眞吾教授(資源環境修復学)より「北海道内義務者不存在鉱山の課題と北大寄付講座の取組み」についての講演を聞いた。2.坑廃水処理場見学(1)大江鉱山(北進鉱業(JX))大江鉱山は,余市郡仁木町然別にあり,北進鉱業が管理している4鉱山(大江鉱山,稲穂鉱山,稲倉石鉱山,竜昇殿鉱山)の1つである。明治19年より採掘が開始され昭和59年に閉山となるまで約100年間採掘が行われた。昭和15年頃までは金・銀を主力に,昭和16年頃からはマンガン鉱に切り替えて採掘され,昭和59年に閉山後,平成元年より坑廃水処理が開始された。2班に分かれて百代坑坑口と中和処理施設を見学した。(2)余市鉱山(住友金属鉱山)余市鉱山は,余市郡余市町にあり,住友金属鉱山の余市事務所が管理を行っている。明治18年に開山し,昭和22年に住友本社が鉱業権を取得し,昭和27年住友金属鉱山社の経営の下での操業(採掘)が開始されたが,昭和38年に閉山し,鉱業権を放棄/消滅している。余市鉱山の処理場では,マンガンを含む鉄大江鉱山中和処理場大江鉱山百代坑坑口大江鉱山中和処理場前にて鉱山第781号2019年12月-35-