ブックタイトル鉱山2019年12月号

ページ
36/52

このページは 鉱山2019年12月号 の電子ブックに掲載されている36ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年12月号

した。標準型バケットの積載量が5.5m 3だったのに対し,軽量型バケットは積載量が6.0m 3となり,打設能力が約10%向上しました。個人差の出ない定量的な締固め指標を確立し,ICT技術を活用した締固め判定を行う情報化バイバックを開発し活用しています。下記に情報バイバック(ELCM),次項にRCD締固め管理システムの概要を示します。1情報化バイバック(ELCM)出典:国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所パンフレットより(2)品質管理八ッ場ダム建設工事では,ICTの積極的な活用やさまざまな技術開発などを積極的に導入し,品質の確保や生産性の向上を図っています。コンクリート打設は,基本的に巡航RCD工法ですが,冬期は拡張レヤ工法(以下ELCM)による打設を行っています。巡航RCD工法では,振動ローラによるRCDコンクリートの転圧が主な作業であり,振動ローラにGNSSを搭載して締固め位置や転圧回数を運転席モニタに表示するマシンガイダンスシステムを導入しています。ELCMでは,ダム用コンクリート締固め機械(以下バイバック)が使用され,コンクリート締固め完了は,バイバックオペレータが目視で判断し,打設担当技術者が確認しているものの,個人の熟練度等による差が生じます。このため,出典:国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所パンフレットより2RCD締固め管理システムこの概要を以下に示します。鉱山第781号2019年12月-29-