ブックタイトル鉱山2019年12月号

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概要

鉱山2019年12月号

その規模等を示します。(2)八ッ場ダム建設事業の背景八ッ場ダムは利根川水系上流に位置し,吾妻川にあります。利根川流域では台風による被害及び渇水が度々発生しました。昭和22年,カスリーン台風による大被害をうけ,利根川上流にダムを築いて洪水調整を行い,下流部の洪水被害の軽減を図るための治水事業の一環として調査に着手しました。また,利根川では,昭和47年から平成14年の間に13回の渇水が生じ,概ね2~3年に1回の割合で渇水が発生しました。渇水時の取水制限は1ヶ月以上の長期にわたることもあり,社会生活,経済活動などに大きな影響を与えました。特に昭和62年,平成6年及び平成8年の渇水では,取水制限が最大30%に至りました。出典:国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所HPより(3)事業の目的1洪水調整(治水)利根川水系河川整備基本方針の基本高水は,そのピーク流量を基準地点八斗島において,22,000m 3 /sとし,このうち流域内の洪水調節施設により,5,500m 3 /sを調節して,河道への配分流量を16,500m 3 /sとしています。八ッ場ダムは,これら基本方針の洪水調節施設の一つであり,利根川上流部の洪水調節と相まって,洪水調節容量6,500万m 3をもって,八ッ場ダム地点における計画高水流量3,000m 3 /sのうち,2,800m 3 /sの洪水調節を行い,利根川の基準地点八斗島において洪水時のピーク流量を低減させ,治水安全度の向上を図ります。出典:国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所HPより出典:国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所パンフレットより鉱山第781号2019年12月-25-