ブックタイトル鉱山2019年12月号

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概要

鉱山2019年12月号

部会報告(土建委員会)八ッ場ダム建設現場見学記日本鉱業協会佐々木啓小坂製錬㈱事業基盤整備PJ照井直1.はじめに2019年5月13日(月),日本鉱業協会土建委員会は,八ッ場ダム建設現場見学会を国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所のご協力を得て現地研究会として実施しました。その概略報告をします。見学会には総勢8名が参加しました。午前10時50分にJR高崎駅からタクシーにて約1.5時間で八ッ場ダムに到着し,「天狗の湯道の駅あがつま峡」にて昼食をとりました。午後1時から「なるほど!やんば資料館」を見学し,午後1時15分から国土交通省職員による概要説明をしていただき,その後現場見学となりました。大きなコンクリートダムと,その前には日本に数台しかない750tクレーンが立ち,短い時間ではありましたが,魅力あふれる圧巻な見学会でありました。以下に,今回の見学会の概要をまとめます。2.八ッ場ダム建設事業の概要(1)八ッ場ダムの概要八ッ場ダムは群馬県吾妻郡長野原町にあり,利根川水系吾妻川に建設されます。この川を境に右岸が長野原町大字川原湯字金花山,左岸が長野原町大字川原畑字八ッ場となります。ダムの下に沈む地域の代替地が左右岸に多数造成され,それに伴い鉄道及び道路も高台へ整備され,また源頼朝が発見したと伝わる川原湯温泉も高台へ移転しております。八ッ場ダムは,全国で堤体高では33番目に大きく(116.0m),有効貯水量では全国46番目の大きさ(約9千万m 3)であります。出典:国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所HPより-24-鉱山第781号2019年12月