ブックタイトル鉱山2019年12月号

ページ
29/52

このページは 鉱山2019年12月号 の電子ブックに掲載されている29ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年12月号

図4世界の亜鉛の在庫量とLME価格の推移(出典:国際鉛亜鉛研究会)3.鉱山・製錬プロジェクト委員会(10月24日)委員長のMr. Giancarlo Urbaniから「鉛および亜鉛生産能力の変化」について説明があった。以下の記述で括弧内の年産数量は増加分の生産能力である。(1)鉛・鉱石生産世界の鉛鉱山の生産能力は,2019年は25万3千トン増加する見込みである。インドでHindustan Zinc社のSindesar Khurdプロジェクト(年産11万トン)がQ2に開始し,年末には同じくHindustan Zinc社のZawar Minesプロジェクト(年産3万トン),カザフスタンではTau-Ken Samruk社のAlaigyrプロジェクト(年産3万5千トン)が開始する見込みである。2020年は18万2千トン増加する見込みである。カザフスタンのJSC Zhairem GOK社のZhairemプロジェクト(年産6万トン)が生産を開始し,インドのHindustan Zinc社のRampura Agucha鉱山(年産2万5千トン),メキシコのFresnillo, MAG Silver社のJuanicipioプロジェクト(年産1万8千トン)も生産を開始する見込みである。イランのIMIDRO, Mobin Mining社のMehdiabad Phase 1プロジェクト(年産3万トン)は2019年に試験生産を開始したが,フル生産にはあと数年を要すると見込まれる。・地金生産世界の鉛地金の生産能力は,2019年には24万5千トン増加する見込みである。インドでExide Industries社のHaldiaプロジェクト(年産10万トン,鉛二次精錬)が新規に立ち上がるほか,同じくインドのHindustan Zinc社のChanderiyaプロジェクト(年産7万5千トン)が亜鉛製錬所から鉛一次製錬所に衣替えして生産を開始する。また中国ではXinziRenewable Resources社のXinzi Pb Smelterプロジェクト(年産5万トン,鉛二次精錬)が生産を開始する。2020年は28万トン増加する見込みである。中国でLiaoning Teli EnvironmentalProtection Technology社のLiaoning Teli-22-鉱山第781号2019年12月