ブックタイトル鉱山2019年12月号

ページ
20/52

このページは 鉱山2019年12月号 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年12月号

億6百万円(対前年同期比36百万円増)となった。*産業機械マテリアル機械では,中間貯蔵施設(福島県双葉郡双葉町)向け関連設備の売上を計上し,増収となった。また,大型プロジェクト案件では,東京外環自動車道工事向けベルトコンベヤ,小名浜港湾国際バルクターミナル向けの荷役設備,中間貯蔵施設(福島県双葉郡大熊町)向けベルトコンベヤについて出来高に対応した売上を計上し,増収となった。産業機械部門の売上高は,99億61百万円(対前年同期比27億78百万円増),営業利益は,9億79百万円(対前年同期比6億85百万円増)となった。*ロックドリル国内では,都市再開発や民間住宅投資,政府建設投資の着実な実行による社会資本整備向けなどの継続した需要を背景に,油圧ブレーカや油圧クローラドリルなどの出荷は好調を維持し,売上高は前年同期並みとなった。海外では,主として北米市場において,油圧クローラドリルの出荷が,排ガス3次規制機の出荷が好調であった前年同期と比べ減少し,油圧ブレーカの出荷も低調で,また,その他の地域も振るわず,減収となった。ロックドリル部門の売上高は,144億5百万円(対前年同期比12億50百万円減),営業利益は,3億88百万円(対前年同期比5億83百万円減)となった。*ユニック国内では,主力製品であるユニッククレーンは,3月に実施された移動式クレーン構造規格の一部改正前に,駆け込み需要があった受注機の出荷増のほか,9月に実施された小型トラックの排ガス規制前の駆け込み需要により,増収となった。海外では,中国などにおいてユニッククレーンの出荷は好調であったが,欧米におけるミニ・クローラクレーンの出荷が減少し,売上高は前年同期並みとなった。ユニック部門の売上高は,164億24百万円(対前年同期比21億44百万円増),営業利益は,21億20百万円(対前年同期比8億40百万円増)となった。*電子高純度金属ヒ素は,主要用途である化合物半導体用などの需要が,2019年初から国内,海外向けともに在庫調整により低迷しており,減収となった。また,結晶製品は,個別半導体用などで需給が軟化しており,減収となった。電子部門の売上高は,28億32百万円(対前年同期比4億51百万円減),営業損失は,8百万円(前期は2億40百万円の利益)となった。*化成品硫酸は,販売数量は減少したが,2018年下期以降実施した価格改定による販売単価の上昇などにより,増収となった。また,亜酸化銅,めっき用酸化銅は,販売数量が増加し,増収となった。化成品部門の売上高は,34億1百万円(対前年同期比2億65百万円増),営業利益は,2億81百万円(対前年同期比40百万円増)となった。*不動産主力ビルである室町古河三井ビルディング(商業施設名:COREDO室町2)における大口テナント減床の影響や,閉館予定の古河大阪ビルにおいてテナント退出が進んだことにより,減収となった。不動産事業の売上高は,12億21百万円(対前年同期比4億9百万円減),営業利益は,3億74百万円(対前年同期比3億27百万円減)となった。*その他運輸業等を行う「その他」セグメントの売上高は,3億65百万円(対前年同期比53百万円減),営業損失は,48百万円(対前年同期比13百万円の損失減)となった。*業績予想通期の業績予想については,前回(2019年8月6日)発表の業績予想との比較において,売上高は,ユニック部門および化成品部門では,第2四半期連結累計期間における増収を主因として,増収となる見込み。ロックドリル部門では,米中貿易摩擦の長期化懸念などを背景とした海外経済の減速から,主として,アジア,ア鉱山第781号2019年12月-13-