ブックタイトル鉱山2019年12月号

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概要

鉱山2019年12月号

益は16.8%)。シエラゴルダ銅鉱山(チリ)の生産量は,処理量の増加などにより前年同期間を上回り,53千tとなった(うち非支配持分を除く当社権益は31.5%)。*製錬セグメントセグメント利益は,金及びニッケル価格は上昇したものの,銅価格等が下落したことや,在庫評価影響による悪化に加え,電気銅及び電気ニッケルの販売量が減少したことなどから前年同期間を下回った。また,電気銅の生産量は前年同期間を下回ったものの,電気ニッケルの生産量は前年同期間を上回った。Coral Bay Nickel Corporationは順調な操業を継続しており,Taganito HPAL NickelCorporationは前年同期間と比べ操業状況が改善し,生産量は前年同期間を上回った。*材料セグメントセグメント利益は,車載用途向けの需要の増加を背景として電池材料の販売量が増加したものの,在庫評価影響による悪化に加え,粉体材料の販売減少及び結晶材料で顧客の在庫調整が長期化していることなどにより,前年同期間を下回った。*業績予想通期の連結業績予想は,前回予想(2019年5月9日)に比べ,主要な非鉄金属価格は足元の水準を考慮の上で将来の需給バランスを予測して見直し,為替は足元の動向を踏まえて見直した。また主要製品の生産量及び販売量は足元の実績を踏まえて見直した。その結果,連結売上高は8,570億円,連結税引前利益は790億円,親会社の所有者に帰属する当期利益は600億円となる見込み。<DOWAホールディングス㈱>*全般当社グループの事業環境については,自動車関連製品は主に中国市場の減速による需要の低迷が継続した。電子部品関連製品はスマートフォン向け需要が引き続き低調に推移した。一方,新エネルギー関連製品は中国市場向け需要が上向いた。相場環境については,不透明感が高まる国際情勢を背景に,為替は円高基調が継続した。また,金属価格は金や銀などの貴金属が上昇し,亜鉛や銅などのベースメタルは軟調に推移した。これらの結果,当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比4.0%増の230,782百万円,営業利益は同18.3%増の11,078百万円,経常利益は同3.1%減の12,453百万円,親会社株主に帰属する四半期純利益は同10.9%減の7,924百万円となった。*製錬部門貴金属銅事業は,銅の国際価格下落に加えて,銅やすずの生産量が減少した。PGM(白金族)事業は,使用済み自動車排ガス浄化触媒からの金属回収量が増加した。亜鉛事業は,亜鉛及びインジウムの国際価格下落や電力単価上昇の影響を受けたものの,亜鉛のたな卸資産の簿価切下額による損失幅は縮小した。これらの結果,当部門の売上高は前年同期比1.4%減の107,808百万円,営業利益は同1,974.2%増の3,409百万円,経常利益は持分法適用会社が減益となったことなどにより同72.8%増の4,682百万円となった。*環境・リサイクル部門廃棄物処理事業は,廃棄物の焼却処理量及び溶融・再資源化の処理量がともに増加した。土壌浄化事業は,受注が増加したものの利益は減少した。リサイクル事業は,家電リサイクルの処理量が増加した。海外事業は,廃棄物の処理量が減少した。これらの結果,当部門の売上高は前年同期比4.4%増の53,517百万円,営業利益は同22.5%増の3,453百万円,経常利益は持分法適用会社が減益となったことなどにより同1.2%減の3,192百万円となった。鉱山第781号2019年12月-11-