ブックタイトル鉱山2019年12月号

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概要

鉱山2019年12月号

損益においては,受取保険金4億円等を特別利益に計上し,固定資産除却損5億円等を特別損失に計上した。加えて,税金費用および非支配株主に帰属する四半期純利益を計上した結果,親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比27億円(59.9%)減少の18億円となった。*金属セグメント亜鉛・鉛のLME(ロンドン金属取引所)価格が下落したこと等から,当部門の売上高は前年同期比7億円(0.9%)減少の836億円となった。経常損益は,LME価格の下落による影響はあったものの,原料の調達条件が改善したことや神岡FITの運用開始等から,前年同期比39億円増加の8億円の利益となった。*機能材料セグメント四輪向け排ガス浄化触媒は,需要が堅調であったことから販売量は増加した。キャリア付極薄銅箔や電子材料用金属粉は,スマートフォン向けの需要が低調であったことから販売量は減少し,スパッタリングターゲットの販売量も減少した。当部門の売上高は,前年同期比44億円(5.1%)減少の823億円となった。経常利益は,主要製品の販売量の減少に加え,インジウム価格の下落に伴う在庫要因により悪化したこと等から,前年同期比64億円(55.2%)減少の52億円となった。*自動車部品セグメント自動車の国内市場は堅調であったものの,中国や米国市場は低調に推移したことから,当部門の売上高は前年同期比44億円(8.8%)減少の460億円となった。経常利益は,販売量が減少したこと等から,前年同期比17億円(92.9%)減少の1億円となった。*関連セグメント各種産業プラントエンジニアリングにおいて,国内グループ企業向け工事の完成工事高が減少したこと等から,当セグメントの売上高は前年同期比81億円(13.2%)減少の532億円となった。経常利益は,各種産業プラントエンジニアリングの影響に加え,当セグメント内の持分法による投資損益が悪化したこと等から,前年同期比16億円(78.8%)減少の4億円となった。*業績予想2020年3月期通期の業績予想は,当第2四半期連結累計期間の実績および事業環境等の変動要因を勘案の上,前回(2019年8月8日)公表値を修正し,売上高は4,770億円(前回5,000億円),営業利益は165億円(前回260億円),経常利益140億円(前回260億円),親会社株主に帰属する当期純利益50億円(前回170億円)とした。<住友金属鉱山㈱>*全般当第2四半期連結累計期間の連結売上高は,銅価格の下落や円高などにより,前年同期間に比べ442億53百万円減少し,4,224億4百万円となった。連結税引前四半期利益は,減収に加え,円高による為替差損益の変動などで金融収益及び金融費用が悪化したこと,並びに前年同期間に計上した子会社の売却に伴う利益が当期にはないことによるその他の収益の悪化などにより,前年同期間に比べ368億43百万円減少し,363億65百万円となった。親会社の所有者に帰属する四半期利益は,連結税引前四半期利益が減少したことにより,前年同期間に比べ286億72百万円減少し,293億86百万円となった。*資源セグメントセグメント利益は,銅価格の下落などにより,前年同期間を下回った。主要鉱山の概況は以下の通り。菱刈鉱山は年間販売金量6tに向け計画通り順調な操業を継続しており,販売金量は2.7tとなった。モレンシー銅鉱山(米国)の生産量は,前年同期間並みの219千tとなった(うち非支配持分を除く同社権益は25%)。セロ・ベルデ銅鉱山(ペルー)の生産量は,給鉱品位の低下などにより前年同期間を下回り,227千tとなった(うち非支配持分を除く当社権-10-鉱山第781号2019年12月