ブックタイトル鉱山2019年12月号

ページ
15/52

このページは 鉱山2019年12月号 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年12月号

<JX金属㈱…JXTGホールディングス㈱金属セグメント>*JXTGホールディングス全体当第2四半期連結累計期間の連結業績について,売上高は,原油価格の下落に伴う石油製品販売価格及び金属価格の下落等により,前年同期比6.8%減の5兆631億円となった。また,営業利益は,前期の原油価格上昇に伴う在庫評価益が,当期は損失へ転じたこと,エネルギーセグメントにおける子会社株式売却益の反転等の影響により,1,309億円(前年同期は4,412億円)となった。在庫影響(総平均法及び簿価切下げによる棚卸資産の評価が売上原価に与える影響)を除いた営業利益相当額は,1,702億円(前年同期は3,411億円)となった。金融収益と金融費用の純額130億円を差し引いた結果,税引前四半期利益は1,179億円(前年同期は4,241億円)となり,法人所得税費用352億円を差し引き,四半期利益は827億円(前年同期は3,012億円)となった。なお,四半期利益の内訳は,親会社の所有者に帰属する四半期利益が710億円,非支配持分に帰属する四半期利益が117億円となった。*金属セグメント金属セグメントの当第2四半期連結累計期間における売上高は前年同期比3.6%減の4,991億円,営業利益は352億円(前年同期は406億円)となった。≪資源開発事業≫チリのカセロネス銅鉱山における生産量は前年同期に比べて増加した。同鉱山においては,引き続き生産性の向上とコスト削減に取り組んでいる。≪銅製錬事業≫銅鉱石の買鉱条件は前年同期に比べて悪化したものの,硫酸の販売価格は上昇した。≪電材加工事業≫スマートフォン関連需要の調整を主因として,多くの製品において販売量が低調に推移した。環境リサイクル事業は,リサイクル原料の集荷量は,スクラップ市況の回復を背景に,前年同期に比べ増加した。≪チタン事業≫金属チタン製品は概ね堅調に推移したものの,機能化学品のうち電子部品材料の販売量については,スマートフォン関連需要減少等を背景に,前年同期を下回った。*業績予想前回(2019年5月13日)公表した,通期の連結業績予想を修正。本連結業績予想は,通期平均で,原油価格(ドバイ原油);1バーレル当たり62ドル(10月以降60ドル),銅の国際価格(LME価格);1ポンド当たり265セント(10月以降260セント),円の対米ドル相場;1ドル当たり107円(10月以降105円)を前提としている。(前回予想:原油価格;1バーレル当たり70ドル,銅の国際価格;1ポンド当たり295セント,円の対米ドル相場;110円)売上高は10兆4,000億円(前回予想11兆5,000億円),また,営業利益は,原油価格下落により在庫影響による会計上の損失発生,石油化学製品マージンの悪化,油価・銅価の下落による上流事業の業績悪化等により,2,800億円(前回予想比2,700億円の減益),税引前利益は2,500億円(前回予想比2,650億円の減益),親会社の所有者に帰属する当期利益は1,550億円(前回予想比1,650億円の減益)となる見通し。<三菱マテリアル㈱>*全般同社グループを取り巻く事業環境は,自動車や半導体関連の需要が減少したことに加えて,銅価格の下落や国内におけるセメント需要の減少の影響があった。このような状況のもと,当第2四半期連結累計期間の業績は,売上高は7,484億円(前年同期比12.5%減),営業利益は169億円(同38.5%減),経常利益は272億円(同17.6%減),親会社株主に帰属する四半期純利益は45億円(同69.6%減)となった。*金属事業-8-鉱山第781号2019年12月