ブックタイトル鉱山2019年11月号

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概要

鉱山2019年11月号

政国策際動情向報LME Dinnerに参加して日本鉱業協会会長秘書役上山智嗣2019年10月29日火曜日夜,United KingdomのLondonで開催されたLME Dinnerへ日本鉱業協会小野会長に随行し,参加しました。LMEDinnerはLondon Metal Exchange(ロンドン金属取引所:通称LME)が主催するディナーパーティであり,世界中から非鉄業界を中心とした,LMEに関連する人々が集まるパーティです。このLME Dinnerの週は,LME weekと呼ばれ,LondonのMay Fair地区は業界人で賑わうこととなります。LME dinnerの開催は,London中心部の巨大な公園であるHyde Parkの東の通り,Park Lane沿いに位置する,JW Marriott Grosvenor Houseで行われ,出席者は同じPark Lane沿いにあるThe Dorchester Hotel,London Hilton on ParkLane,Four Seasons London at Park Lane,Intercontinental London Park Laneなどに泊まりつつ,めいめいで商談・面談を行っています。私個人としては今回で4回目のLME Dinnerへの参加となります。初めての参加は2005年,三菱マテリアル原料部の担当者として,翌年の銅・亜鉛精鉱の買鉱条件交渉のキックオフミーティングを主目的として参加しました,まだ国際電話で電話回線をつなぎ,インターネットに接続していた時代で,社会人としても5年目に過ぎなかった私ですが,業界の本丸であるLME,そして伝統あるLME Dinnerに触れ,面談も数多く忙しくもありましたが,仕事の面白さを感じた瞬間でした。また2012年,2013年は,三菱マテリアルの営業部London事務所所長補佐として,LME weekに大挙して押し寄せる社内関係者の受入をしつつ,各種面談を手配・出席しつつの参加でした。この時は業界内の既知も増え,知識もそれなりには増えていましたが,同時に責任も増えていくことを実感した頃となりました。また受入側として奔走し続け,一層余裕がなくなっていたことを覚えています。そして本年,5年ぶりの出席が,LME Dinnerのトップテーブルに,日本鉱業協会長として招待を受けた小野会長の随行者としての参加となったものです。火曜日夜が定例であるLME Dinnerの前日夜には,Chairman's Receptionが,やはりLME Dinner開催場所のGrosvenor Houseにてありました。LMEのChairmanによる招待となる,前夜祭としてのカクテルパーティであり,本来は小野会長のみの招待・参加ですが,小野,上山とも月曜昼着ゆえ私も入口まで随行していたところ,幸運にも共に参加(潜入?)する栄誉に与かりました。その後,三菱商事の100%子会社であり,リングメンバーであるTriland Metals主催のカクテルパーティで旧交を温めると共に,新たなる出会いをも経験した上で,その日は移動の疲れもあり早々に床につきました。二日目はLME Dinnerの日です。19時に会場のGrosvenor Houseに集合,迷路のようなホテルの中を,控室を手配していただいているTrilandMetalsの案内で進みます。暫しシャンパン片手に歓談した後,20時からのディナーとなります。小野会長はボールルームの中央にあるトップテーブルに座られ,LMEの招待となります。今年のトップテーブルは38名が長方形のテーブルに着座し,本年で最後の参加となるLMEのChairmanのSir Brian Bender KCBを囲む形です。トップテーブルに座る日本人としては,他に日本電線工業会(古河電気工業)小林会長,JX金属大井鉱山第780号2019年11月-19-