ブックタイトル鉱山2019年11月号

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概要

鉱山2019年11月号

?産・消費(千t)バランス(千t)26,00025,00024,00023,00022,00021,00020,00019,00018,0002015 2016 2017 2018 2019 2020 20214003002001000-100-200-300-400-500鉱??産地??産地?消費地?バランス図1銅鉱石生産量,銅地金生産量,銅地金消費量,銅地金需給バランス推移(ICSG)長が鈍化している。チリ,コンゴ民主共和国,ザンビアでの計画生産量が大幅に減少し,EU,日本,インド,米国でも減少する。中でもコンゴでの減少はSX/EW生産に直接的な悪影響を及ぼす。2020年の銅地金生産量は,2019年比4.2%増の2,528万t **と予測。内訳は,一次銅地金が6.1%増の2,139万t **,二次銅地金が2.1%増の419.0万t。中国は5.5%増の1,037万tと予測。日本は5.4%増で過去最高の161.4万tを見込んでいる。ICSG春季会合での予測より高い成長率を見込んでいるが,これは主に,銅精鉱供給が以前の予測ほどタイトにならないと予想されるためである。2021年の銅地金生産量は,2020年比0.7%増の2,545万t **と予測。内訳は,一次銅地金が3.7%増の2,217万t **,二次銅地金が2.3%増の428.6万t。中国は5.7%増の1,096万tと予測。日本は2.0%減の158.2万tを見込んでいる。**生産調整分を差し引いた数字(3)銅地金消費―2018年3.3%増,2019年0.3%増,2020年1.7%増,2021年1.4%増経済活動に必要不可欠な銅は,需要の持続的な成長が見込まれ,中国やインドなどの主要国でのインフラ開発と,よりクリーンなエネルギーへの世界的な傾向が引き続き需要を支える。しかしながら,2019年以降の世界経済の成長減速は,銅の消費量に悪影響を及ぼすと予想される。2018年の銅地金消費量は,2017年比3.3%増**の2,450万tとなった。中国*が同6.2%増の1,254.3万tと,依然として世界の銅需要を牽引した。日本は1.2%増の101万tとなった。2019年の銅地金消費量は,世界経済情勢を反映し成長が鈍化する。2018年比0.3%増の**2,457.1万tと予測。中国*は成長が急速に鈍化し,0.8%増の1,265万tとなる予測。日本は1.5%減の99.5万tとなる他,EUでも5.0%減の311.6万tと予測される。2020年の銅地金消費量は,2019年比1.7%増**の2,500万tと予測。中国*は0.8%増の1,275万t,日本は0.5%増の100.0万tと予測。主要国で成長が鈍化する中,インド及びその他アジア諸国の増加に支えられる見込み。2021年の銅地金消費量は,2020年比1.4%増-10-鉱山第780号2019年11月