ブックタイトル鉱山2019年10月号
- ページ
- 44/48
このページは 鉱山2019年10月号 の電子ブックに掲載されている44ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 鉱山2019年10月号 の電子ブックに掲載されている44ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
鉱山2019年10月号
は,同事業で開発中の温泉モニタリングシステムの実証試験を2019年10月中旬から本格的に開始すると発表した。今回の実証試験では,大分県別府市の温泉地域に本システムを導入し,2020年度末まで導入効果などを検証する。[海外関係事項:業界][4日]Consolidated Zinc社(豪)は,2018年に90%まで権益比率を高めたPlomosas亜鉛,鉛,銀鉱山(メキシコ)の残り10%の権益をRetec Guaru社(メキシコ)から取得すると発表し,同手続きを9月中に終了させると説明した。[4日]Atlantic Copper社銅製錬所(スペイン)は停電により一次製錬の生産能力が40%まで減少,銅精鉱の受入れが2週間遅延した。同社の製錬所はスペインのHuelvaにあり,欧州で3番目に大きい。毎年1.08百万tの銅精鉱を処理し,284千tの銅カソードを生産している。[5日]ロシア極東開発基金はPolymetal Int社(露,JSC Polymetal社の資産を統合)と2019年9月,極東連邦管区及び北極圏におけるプロジェクトの共同実施に関する協定に調印した。同基金は,Polymetal Int社の2つの大型プロジェクトに対する融資を検討する。融資総額は最大110億ルーブルで,年利5%の長期融資として供与される。[6日]ラオスで工業団地開発等を展開するJoBounmy Group(ラオス)傘下のJo Bounmy MiningDevelopment社がラオス国防省と協力して,北中部Xaysomboun県において金鉱山の開発を推進しているとのこと。対象となっている金鉱床は同県Longcheng郡に位置し,2017年に開発開始,現在ではフィージビリティースタディーを実施しているほか,インフラ・関連施設の整備も行っている。[7日]Asiamet Resources社(豪)は,同社100%所有の中部Kalimantan州・BKM(Beruang Kanan MainZone)銅プロジェクトのEPC管理サービス及びバリューエンジニアリングについて,NFC(有色金属建設股?有限公司)(中国)と覚書を締結したことを明らかにした。[9日]Glencore社(スイス)は,豪州・ニューサウスウェールズ州に保有するCSA銅鉱山で生産した銅精鉱の移転価格を巡る豪州税務局(ATO)との裁判で勝訴した。ATOは2011~2013年のGlencore社に対する監査で,同社が2007~2009年にCSA鉱山から市場価格以下で銅精鉱を調達したとして92.6百万豪ドルの追徴税を課していたが,Glencore社はこれを不服として上訴し,長期にわたる係争が続いていた。[10日]ペルー鉱業冶金鉄鋼労働者連盟(FNTMMSP)は,2019年9月10日から同連盟に加入する約4万人の労働者が全国無期限ストライキを開始すると発表した。[11日]ペルー鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)は,鉱業冶金鉄鋼労働者連盟が開始を発表した全国無期限ストライキに関し,ストライキ初日の9月10日における全国の鉱山労働者の出勤率は95%に達したことから,ストライキは事実上失敗となったとの見解を示したほか,生産にも影響はなかったことを明らかにした。[11日]国際金属・鉱業評議会(TheInternational Council on Mining and Metals, ICMM)のプレスリリース等によると,鉱滓貯蔵施設に関するレビューの初期調査段階はほぼ完了しており,基準のドラフトの国際パブリックコンサルテーションは10月に開始し,年末には終了する予定である。このコンサルテーションのフィードバックは,2020年第1四半期に最終的な基準と勧告レポートが公表される前に,議長と専門家委員会によって行われる。[13日]Wesfarmers社(豪)によるKidmanResources社(豪)の買収案は,9月5日にKidmanResources社の株主総会で発行済株式の94.7%にあたる賛同を得て承認された後,9月12日に連邦裁判所の認可が得られたことにより正式に成立した。[17日]パプアニューギニア政府が国営企業による探鉱投資を全面的に中止。同国政府が国営KumulMineral社の子会社Eda Kopa社を通じて,15%の権益を保有するSolwara 1海底熱水鉱床開発プロジェクトに出資した375百万PGK(パプアニューギニアキナ:約120百万米ドル)の回収がほぼ不可能となったため,オペレーターで権益の85%を所有するNautilus Minerals社(加)が2019年8月に会社清算となったことによる。[17日]2019~2024年に豪州の鉱業界では西オーストラリア州やクイーンズランド州を中心に雇用者数が急増し,鉱業界の雇用者団体であるAustralianMines and Metals Associationが発表した調査報告書により熟練労働者が不足する恐れが明らかになった。[19日]Lithium Australia社(豪)は豪州原子力科学技術機構(ANSTO)との共同研究で,中古リチウムイオン電池(LIB)からLi,Ni,Coといったクリティカルメタルを回収することに成功した。鉱山第779号2019年10月-37-