ブックタイトル鉱山2019年10月号

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概要

鉱山2019年10月号

額への密着性に関する展示送風型マスクについています。日本人の顔形のデータの収集から主成分分析をしてモデル化を行っています。マスクのフィッティングバリューが測定できるマネキンの開発も行っています。環境テクニカルサイトでは,製品の紹介だけではなく,ユーザーの使用条件へのバリデーションや共同研究を行っています。密着試験室にてエアロゾル研究室では,空気中に存在する微生物を除去することが研究のテーマです。ひと呼吸で100万個以上の微粒子を体に取り込んでいますが,この空気中の微粒子をどのように測定し,きれいにするかという研究も行っています。化学物質研究室では,防毒マスク用の吸収缶や,環境対策に必要なガスの処理に対して素材レベルから研究開発し,それらを評価しています。実使用環境に近い評価方法の研究も行っています。人間工学研究室では,呼吸用保護具の実用性能に関する研究やフィットに関する研究をして3.あとがき呼吸用保護具もいろいろな用途があり,産業用をはじめ防衛省や消防などの特殊な用途から,医療機関,一般家庭用に至るまで多彩な製品があり,海外展開もされていることに驚きました。また,それら技術の蓄積を展開し,「環境関連機器・設備」のクリーン換気装置や,プッシュプル型換気装置,スーパークリーンルーム,全自動内視鏡洗浄消毒装置など様々な製品を開発し,絶えず挑戦をし続ける姿勢に圧倒されました。今回の訪問で,お忙しいところ,丁寧に案内,説明をいただいた興研株式会社の方々,また,見学会を企画,案内いただいた日本鉱業協会の方々に厚く御礼を申し上げます。-24-鉱山第779号2019年10月