ブックタイトル鉱山2019年10月号

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概要

鉱山2019年10月号

見学会A班三菱マテリアル株式会社生野事業所,史跡生野銀山見学記DOWAホールディングス株式会社村上法史1.はじめに第23回環境・安全担当者会議見学会のA班は,9月5,6日の2日間で生野鉱山に関係する新旧の施設,設備を見学しました。見学者は鉱業協会からの参加者も含め総勢20名となりました。2.三菱マテリアル㈱生野事業所(9月5日)生野事業所は,日本有数の銀山として知られた生野鉱山を発祥とし,三菱と名の付く鉱山としては明治29年から閉山した昭和48年まで採掘をしていました。生野地域の約4km四方の地下に坑道が広がり,西側から大きく太盛(たせい)地区,金香瀬地区,青草地区に分けられます。明治時代採掘の中心は太盛地区で金銀銅錫鉱の採掘を行い,大正・昭和になると採掘の中心は金香瀬地区に移り,銀,銅,亜鉛鉱の採掘を行っていました。生野事業所となった現在は,鉱山保安法上は附属製錬所を有する「活き山」として,「休止鉱山の維持管理」と「錫製錬」を業務としています。休止鉱山の維持管理は,さらに坑廃水処理の運転管理と集積場等の維持管理があります。休止鉱山の維持管理について,詳しく説明を受けました。坑内は西より太盛,金香瀬,青草地区に分けられ,全体が主運搬坑道である5番坑道で繋がっていましたが,閉山時に水質の良三菱マテリアル㈱生野事業所旧オリバーフィルター室建屋前-14-鉱山第779号2019年10月