ブックタイトル鉱山2019年10月号

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概要

鉱山2019年10月号

環境・安全担当者会議「第23回環境・安全担当者会議」報告日本鉱業協会環境保安部第23回環境・安全担当者会議は本会議を9月4日(水),見学会を5日(木)及び6日(金)の,計3日間の日程で開催致しました。第1日目は,10時より機械振興会館の地下大ホールにおいて,小野直樹日本鉱業協会長の開会挨拶に続き,大橋良輔経済産業省商務情報政策局産業保安グループ鉱山・火薬類監理官から来賓の挨拶を頂きました。そして特別講演では,所千晴早稲田大学理工学術院教授の「我が国における坑廃水処理の現状と展望」と題する講演が行われました。休廃止鉱山における坑廃水処理や集積場の管理など,様々な課題を抱えている会員各社には非常に関心が高く,とても興味深いご講演でした。続いて2件目の特別講演として,中村昌允東京工業大学環境・社会理工学院特任教授の「岐路にきた日本の安全管理~どこまで安全を求めるか~」と題する講演を頂きました。これからの安全管理を考えるポイントとして3点を挙げ,福島原発事故の例や日本と欧米の違いなどから,日本の製造業が生き残るための結論はたいへん参考になりました。一般講演ではエンジニアリング部門や事業所の安全衛生部門や環境部門など様々な職場から,事故や災害を踏まえた管理や教育,あるいはプロセス・環境改善における創意工夫の取り組みが報告されました。いずれも経営の基礎を固めて社会的責任を果たすという強い意志が感じられる内容でした。本会議には160名,懇親会には90名が参加されました。一般講演及び見学先は次の通りでした。一般講演1バーチャル・リアリティーを用いた危険体感教育の取組みについて三菱マテリアル㈱山口忠氏2足尾鉱山における環境保全・安全活動の取組みについて古河機械金属㈱山﨑義宏氏小野会長挨拶大橋鉱山・火薬類監理官来賓挨拶-10-鉱山第779号2019年10月