ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

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概要

鉱山2019年8・9月号

【国内】1.市況2018(平成30)年の国内銅建値は,最高値が2017年12月26日から2018年1月9日にかけての850千円/t,最低値が8月20日から22日の690千円/tであり,年間平均は763.9千円/tで9,000$/t千円/t9008,0008007,0007006,0006005,0005004,000400LME建値図1銅価の推移(2014年~2019年3月)あった。銅価は年間を通じて図1のように,横ばいから下落気味に推移した。これは,世界経済の停滞感や中国経済の伸び悩みにより,LME銅価格が2017(平成29)年に比べると下落基調になったためである。2.需給(1)生産2018(平成30)年度の電気銅生産は,1,571千トンで2017年度に比べて59千トン,4.0%増加した。(表11参照)2018年度は,大型製錬所の定修がなかったことが増産の主要因であった。大型定修のあった2016年度比の電気銅生産は36千トン,2.3%の増加である。2018年4月に大規模定修を終えて生産能力増を達成した佐賀関製錬所の増産に因る。これからは大型製錬所の定修がない年度の銅地金生産は160万トンレベルになると見込んでいる。原料別生産内訳では,海外鉱出が77.6%の1,219千トン,スクラップその他原料出が22.4%の352千トンであった。この比率は2017年度と表11電気銅需給実績(単位:t,%)区分2014年度2015年度2016年度2017年度2018(平成30)年度2018/平成26年度平成27年度平成28年度平成29年度上期下期計17供給1,702,6531,669,5091,678,4821,638,836930,020903,0181,709,2784.3期初在庫100,235131,232111,781105,994112,304123,760112,3046.0生産1,538,1051,505,4851,535,2891,511,520807,544763,7241,571,2684.0国内鉱出海外鉱出1,283,7791,251,9591,238,6531,177,046634,492584,2761,218,7683.5スクラップ他出254,326253,526296,636334,474173,052179,448352,5005.4輸入64,31332,79231,41221,32210,17215,53425,70620.6需要1,494,0181,484,8281,526,2851,517,766806,260761,0941,567,3543.3内需(報告値)960,950919,504949,142983,386502,307534,0351,036,3425.4(見掛値)1,038,353992,404995,345992,152486,147523,6021,009,7491.8電線585,164587,155596,863638,921326,564353,045679,6096.4伸銅品353,817312,480334,191334,322168,580166,184334,7640.1その他21,96919,86918,08810,1437,16314,80621,969116.6輸出533,068565,324577,143534,380320,113272,176592,28910.8期末在庫131,232111,781105,994112,304123,760107,240107,240▲4.5生産業者115,20089,03793,55193,410100,23992,72892,728▲0.7販売業者11,16911,6856,2638,57811,5421,7781,778▲79.3消費者4,86311,0596,18010,31611,97912,73412,73423.4過欠補正77,40372,90046,2038,766▲16,160▲10,433▲26,593(出典)鉄鋼・非鉄金属・金属製品統計月報鉱山第778号2019年8・9月-86-