ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

ページ
80/278

このページは 鉱山2019年8・9月号 の電子ブックに掲載されている80ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年8・9月号

表8一次電池販売数量(単位:百万個)暦年一次電池計マンガン電池アルカリ電池酸化銀電池リチウム電池その他1990年4,1542,550785452-3671991年4,3392,561844477-4571992年4,4962,602887511-4961993年4,5922,461938601548441994年4,6342,326909635715491995年4,8642,314999711786541996年4,6911,9971,146778721491997年4,8531,7171,393823869511998年5,0171,6501,485935901461999年5,0601,5361,631877966502000年5,1771,3371,6439941,155482001年4,6971,1951,5019521,000492002年4,7321,1421,4229881,099812003年4,5849431,4341,0081,132672004年4,5038311,3181,0001,1961582005年4,4246991,3199551,1952562006年4,4066771,2888761,3262392007年4,3175061,3628741,3482272008年4,0322751,5428301,2731122009年3,3851741,3677241,073472010年3,5621591,3038691,194372011年3,498-1,4021,0591,037-2012年2,898-1,104928866-2013年2,701-1,060771870-2014年2,725-1,028818879-2015年2,712-995827889-2016年2,768-1,052771945-2017年2,837-998850989-2018年2,896-1,130778988-前年比(%)2.1-13.2▲8.5▲0.1-(注)2011年より「酸化銀電池」には「マンガン電池」「その他」が含まれる。出所:機械統計年報及び機械統計月報今後飛躍的に伸びる可能性もないからである。図4の各需要分野のシェアは,写真感光用硝酸銀とその他の硝酸銀がそれらの需要量を伸ばしたことで,両方とも5ポイントほどシェアを伸ばしたが,それら以外は横ばいか減少した。その他のシェアは再び50%台を割り込んだ。2018年度の輸入は生産増もあり4年ぶりに減少した。これも心にとめておいて欲しいことだが,前年度と同じく,輸入品の多くは投資目的で輸入されたものと推察され,国内の実需に使用されることはほとんど無かったと思われる。一方,輸出は内需低迷基調から8年連続で過去最高となっていたが,2018年度では減少に転じ,小休止している。暦年ベースでは,輸入が3年連続で増加したが,輸出は年度と同じく9年ぶりに減少した。4.硝酸銀向け需要(報告値ベース)ここ数年間同じことを繰り返して申し訳ないが,この分野の消費はそもそも写真分野での銀需要の激減により減少傾向が継続している。しかし,2018年度では若干の増加となり,この3年間ほどが需要の底であるような気配を見せている。もう少し,時間をかけてみないと分からないが,ほぼ需要大幅減の要因が出尽くした感があることから,このあたりが,これからの需要レベルとなりそうである。急激な写真のデジタル化が進む前,毎年2,000tほどの需要を誇っていた同分野であるが,今はその10分の1程度ほどとなっている。酸化銀電池の生産(表8)は前年比減だったが,その他硝酸銀向けは前年度比2倍強の116tとなった。電池以外の分野での需要増が推測される。5.電子材料向け需要(報告値ベース,接点,銀ろう,展伸材など)銀ろうは前年度比横ばいだったが,接点,展鉱山第778号2019年8・9月-72-