ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

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概要

鉱山2019年8・9月号

表2世界の銀需給(トロイオンスベース)(単位:含有量百万toz, %)2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年構成比18/17供給鉱石生産717.3753.0758.3791.7823.3867.8893.7893.4876.9855.7▲2.4公的機関売却(ネット量)15.644.212.07.47.9------スクラップ(古くず)200.6227.2261.2253.8191.2167.4150.2151.8153.8151.3▲1.6へッジ供給(ネット量)▲17.450.412.2▲47.1▲34.816.87.8▲19.41.9▲2.8-供給計916.11,074.81,043.81,005.8987.61,052.01,051.81,025.81,032.61,004.3▲2.7需要宝飾品176.9190.0191.5186.7219.7227.3223.3202.7204.5212.520.63.9地金及びコイン79.6174.1211.7161.2240.7233.6293.6208.7150.4181.217.520.5銀器53.251.947.543.859.361.263.252.457.661.15.96.1工業用需要計528.2633.8653.0600.1604.6596.3582.6566.4585.8578.656.0▲1.2エレクトロニクス用227.4301.2290.8266.7266.0263.9246.0233.9243.1248.524.02.2銀ろう,はんだ用53.861.263.261.163.766.761.555.357.558.05.60.9写真用76.467.561.254.250.548.546.144.740.939.33.8▲3.9太陽電池用--67.464.454.853.964.574.988.980.57.8▲9.4エチレンオキシド用4.88.76.24.77.75.010.210.26.95.40.5▲21.7その他用165.8195.2164.2148.9162.0158.5154.4147.3148.4146.914.2▲1.0実需計837.81,049.81,103.7991.81,124.31,118.41,162.81,030.2998.41,033.5100.03.5実需過不足分78.325.0▲59.913.9▲136.6▲66.4▲111.0▲4.434.2▲29.2-上場投資信託(ETF)増減156.9129.5▲24.055.32.51.4▲17.849.82.4▲20.3-取引所在庫増減▲15.3▲7.412.262.28.8▲5.312.679.851.571.2-ネット需給バランス▲63.3▲97.0▲48.0▲103.5▲147.9▲62.5▲105.8▲133.9▲19.7▲80.1-銀価格(ロンドン年平均,米ドル/toz)14.6720.1935.1231.1523.7919.0815.6817.1417.0515.71▲7.9(注)各数値四捨五入のため合計値が合わない場合がある。太陽電池用は2011年以前はその他に含まれる。出所: World Silver Survey 2019(The Silver Institute/REFINITIV社編)表3世界の銀需給(トンベース)(単位:含有量t, %)2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年構成比18/17供給鉱石生産22,31223,42223,58724,62525,60726,99327,79827,78927,27626,616▲2.4公的機関売却(ネット量)4861,375374229245------スクラップ(古くず)6,2397,0668,1237,8945,9485,2074,6724,7214,7834,707▲1.6へッジ供給(ネット量)▲5411,569381▲1,464▲1,081521244▲60358▲86-供給計28,49533,43132,46531,28430,71932,72132,71331,90732,11631,237▲2.7需要宝飾品5,5025,9095,9565,8086,8357,0686,9456,3066,3626,61120.63.9地金及びコイン2,4765,4166,5845,0157,4867,2679,1316,4914,6795,63717.520.5銀器1,6541,6131,4761,3631,8441,9031,9671,6281,7931,9005.96.0工業用需要計16,42719,71520,31218,66418,80518,54818,12217,61718,22117,99756.0▲1.2エレクトロニクス用7,0729,3679,0448,2958,2748,2087,6527,2757,5637,73024.02.2銀ろう,はんだ用1,6741,9051,9651,9001,9812,0731,9121,7211,7891,8055.60.9写真用2,3772,0981,9051,6871,5691,5081,4331,3901,2731,2223.8▲4.0太陽電池用--2,0952,0021,7041,6752,0052,3312,7642,5037.8▲9.4エチレンオキシド用1482721941482391543173172141690.5▲21.0その他用5,1566,0735,1084,6315,0384,9304,8044,5834,6174,56914.2▲1.0実需計26,05932,65334,32830,85034,96934,78736,16632,04331,05432,146100.03.5実需過不足分2,436778▲1,863434▲4,250▲2,066▲3,452▲1361,063▲909-上場投資信託(ETF)増減4,8804,027▲7471,7207744▲5521,54874▲631-取引所在庫増減▲475▲2313781,934273▲1663922,4821,6022,215-ネット需給バランス▲1,970▲3,018▲1,494▲3,220▲4,601▲1,944▲3,292▲4,165▲614▲2,493-銀価格(ロンドン年平均,米ドル/toz)14.6720.1935.1231.1523.7919.0815.6817.1417.0515.71▲7.9(注)各数値四捨五入のため合計値が合わない場合がある。太陽電池用は2011年以前はその他に含まれる。出所: World Silver Survey 2019(The Silver Institute/REFINITIV社編)ソン・ロイターから離すこととなった。なお,海外の金銀需給関連の統計はすべてリフィニティブが作成)はその特徴を次の三つにとりまとめている。やや簡単過ぎるきらいもあるが,2018年の特徴を簡潔に述べているので,紹介したい。2018年の銀業界の特徴である大きな変化を取り出すため,ノイズを除去すると,三つの主要な進展が現れる。その特徴の一番目は,宝飾品や銀器の生産がやや増加し,コインや地金が急増したことから,2018年では実需が前年比約4%増加したことであった。実際,インドでの非常に強い需要センチメントに牽引されて,銀の地金とコインへの投資は同比20%強と大幅に上昇した。第二番目は,工業用需要が前年比約1%の減となり,その市場シェアを59%から56%に減らしたことだった。3年連続の増を経て,太陽電池業界からの銀需要は2018年に一段落した。エネルギー生成ポートフォリオの一部として太陽光発電を増やすという各国政府からの継続的な関わり合いを考えると直感的には逆のように思えるかもしれないが,銀粉の生産はその発電システムを通じた必要性からの継続的な節約と在庫の急増により減少した。だが,この減少は,電子-61-鉱山第778号2019年8・9月