ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

ページ
271/278

このページは 鉱山2019年8・9月号 の電子ブックに掲載されている271ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年8・9月号

工事を2019年8月に完成し,稼働する予定。同社は,鉛を含むスクラップの処理や他の廃棄物から鉛を回収する再生鉛企業であり,処理能力は150千t/年。[25日]中国・国城鉱業株式有限公司は,中国・? ?古納誠鉱業有限公司の51%の株式権益を買収する予定であったが,両社は,買収価格や支払い等重要な事項について合意に達しなかったため,今回の買収は中止することとなった。[25日]ロンドン金属取引所(LME)は,指定倉庫の改革を提案するディスカッションペーパーに対するコンサルテーションを同日から開始した。[26日]豪州・クイーンズランド州政府は飛行機を利用した就業形態であるフライイン・フライアウト(FIFO)を禁止する対象プロジェクトとして,8件のプロジェクトを新たに追加した。今回追加されたプロジェクトはBaralaba North,Barbara,BauxiteHills,Century Zinc,Cook Colliery,Mount Colin,Mungana,Olive Downsの8件。[27日]豪州・ビクトリア州Ballarat近郊の古い牧場において,プロスペクターが2kgの金ナゲットを地下1mから金属探知機で発見して話題となっている。プロスペクターは匿名を希望しており,詳しい発見場所も明らかにしていないが,関係者の話によると発見場所周辺にさらなる金塊があるのではないかと期待しているとのこと。[27日]ペルーのLlallimayo川流域の住民が,Minera Aruntani社(ペルー)のArasi金鉱山(Puno州)での河川汚染問題の解決を求めて抗議デモを行っていた件に関し,Ruiz環境大臣は,本鉱山の操業停止と閉山を決定する旨発表した。[29日]パプアニューギニアBougainville自治州政府は,独立の是非を問う住民投票が終了するまで,Panguna銅金鉱山再開に向けた議論を一旦中断する方針を明らかにした。[30日]パナマのCobre Panama銅鉱山のコンセッション契約承認のための1997年法9に対する正当性が同国内で問われる中,First Quantum Minerals社(加)幹部は,新政権が同社に協力的な姿勢を示しており,問題解決に対し前向きであると述べた。[31日]Konkola Copper Minesr(KCM)社(ザンビア)の清算を巡り,親会社であるVedanta社は,ジョイントベンチャーパートナーでザンビア国有会社のZCCM-IH(KCM社の20%シェアを保有)に調停手続き開始の通知を行ったとのこと。2019年5月にZCCMがKCM社の仮清算人を立てて清算手続きを開始して以来,親会社のVedanta社とザンビア政府との間で論争が続いていた。[31日]Nyrstar社(ベルギー)が運営する南オーストラリア州Port Pirie鉛製錬所が操業を再開した。同製錬所は本年5月28日から溶鉱炉の故障で操業休止に陥っていた。[海外関係事項][6日]米国と中国が相互に輸入品へ重い関税をかけ合う貿易戦争に突入してから6日で1年となった。第1~第3弾にわたった追加関税発動から今年4月までの制裁対象品の相手国への輸出額を集計したところ,米中とも適用前から2兆円前後減ったことがわかった。[24日]英国のジョンソン新首相は,首相官邸前で就任演説し「何が何でも10月末に欧州連合(EU)を離脱する」と改めて表明した。[25日]韓国軍合同参謀本部は,北朝鮮が午前5時34分と同57分に東部の元山付近から日本海に向けて2発の飛翔体を発射したと明らかにした。飛距離は約430km。[31日]韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が未明に東部の虎島半島付近から飛翔体を数発発射したと明らかにした。北朝鮮は25日にも新型の短距離弾道ミサイルを2発発射したばかり。[31日]米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%引き下げ,10年半ぶりの利下げに踏み切った。[8月出来事][協会・業界関係事項][1日]JX金属は,日本製鋼所とともに,銅合金の溶解及び鋳造を行う合弁会社「室蘭銅合金株式会社(JX金属は49%の出資)」を設立したと発表。室蘭銅合金からの高品質な銅合金鋳塊の供給により,チタン銅等の高機能金属素材の一層の生産能力増強と安定供給が可能となる。[1日]古河機械金属は,医療機器,シンチレータ結晶及びこれを用いた装置,測定機器,センサー類等の製造・販売事業を行っていた連結子会社の,古河シンチテックの全保有株式を日本国内の法人に譲渡したと発表。[2日]東邦亜鉛は,同社100%子会社の豪州鉱山会社CBH Resources Limitedを通じ,豪州・西オーストラリア州のAbra鉛鉱山開発事業の事業体であるAbra Mining Pty Limitedに第2回目の第三者割当増資10百万豪ドルの引き受けを行ったことを発表。今後,2019年後半を目途に本案件開発の最終投資判-263-鉱山第778号2019年8・9月