ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

ページ
233/278

このページは 鉱山2019年8・9月号 の電子ブックに掲載されている233ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年8・9月号

鉛合金委員会を2ヶ月に1回開催し,亜鉛ダイカストの需要開発促進のための新技術の開発,情報交換等を実施した。2新規テーマである「亜鉛合金ダイカストの高靱性化鋳造プロセスの開発」においては,ダイカスト試作試験,評価解析を実施した。3.亜鉛めっき部門2018(平成30)年は亜鉛めっき年間であり,「亜鉛めっきでさびを防ぎインフラ基盤を次の世代に残そう」をスローガンとして,溶融亜鉛めっきの普及活動に努めた。(1)「第17回亜鉛めっき年間大会講演会」の開催11月28日に東京都新宿区のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターにおいて,第17回亜鉛めっき年間大会講演会を開催した。講演は,亜鉛の需給と価格動向,亜鉛系めっき鋼板のクロメートフリー化,溶融亜鉛めっき鉄筋等に関して4件実施した。特に今後の市場拡大が期待される「亜鉛めっき鉄筋」を中心とした講演,質疑応答が活発に行われ,業界の期待の大きさが感じられた。参加者は66名であった。(2)溶融亜鉛めっき普及促進事業(一社)日本溶融亜鉛鍍金協会と共同で以下の活動を実施した。1技術講演会の開催溶融亜鉛めっき普及促進事業の重要な活動の一つである「さびを防ぐ」技術講演会を全国4カ所(東京,名古屋,大阪,福岡)で開催し,特に今後の需要拡大を目指している「亜鉛めっき鉄筋」の宣伝活動に努めた。出席者は総計610名であった。福岡での開催は久しぶりであったが多くの参加者を得られた。講演会の資料は,昨年度までのアンケート結果を反映し,テーマを「溶融亜鉛めっきの基礎」,「溶融亜鉛めっきに関する話題あれこれ」とした。講演会の資料もより見やすくアピールできるよう改訂し,特に「溶融亜鉛めっき鉄筋」の活用への理解促進を図った。(3)新規需要調査,開発に対するアプローチ溶融亜鉛めっき鉄筋関連で,日本鉱業振興会助成金対象である鹿児島大学,金沢工業大学,京都大学,神戸大学の研究テーマのフォローを実施した。溶融亜鉛めっき鉄筋については,土木学会の設計施工指針改定案が策定された。この後,改正指針をもって(一社)日本溶融亜鉛鍍金協会が中心となり溶融亜鉛めっき鉄筋の普及宣伝活動を促進していく。4.海外活動-国際会議等(1)第63回国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)秋季会議へ参加本会議は鉛と亜鉛の需要と供給のポジション及び成長の可能性についての継続的な情報提供と共有化する場として春と秋の年2回開催されている。今年度の秋季大会は10月4~5日にポルトガル・リスボンで,25の国と地域から109名が参加して開催された。また前日の3日には国際銅研究会,国際ニッケル研究会との「インドのベースメタル:次のスーパーサイクル」と題した共同セミナーが開催された。参加報告は機関誌「鉛と亜鉛」2019(平成31)年1月号に掲載した。(2)IZA市場連絡会この市場連絡会(Market Liaison Meeting)は,国際亜鉛協会(IZA)が実施している亜鉛に関する各種テーマの進捗,世界市場の状況等を報告し,議論をするもので,本年度は2019(平成31)年3月13日にIZAのDr. Goodwinを招いて日本鉱業協会会議室にて開催した。連絡会の内容は機関誌「鉛と亜鉛」2019(令和元)年7月号に掲載する。(3)国際鉛協会(ILA)ILZSG秋季会議に先立ち,国際鉛協会(ILA)-225-鉱山第778号2019年8・9月