ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

概要

鉱山2019年8・9月号

・株式会社神戸製鋼所長府製造所2.2全国鉱山・製錬所現場担当者会議2018年度の全国鉱山・製錬所現場担当者会議は，6月13日（水）～15日（金）に，TKP市ヶ谷カンファレンスセンター（新宿区市谷八幡町）で開催された。明治150年・日本鉱業協会創立70周年で第70回目の記念大会となった。6月13日（水）の午前，8階「大ホール」にて，関口明日本鉱業協会会長の開会の挨拶が行われ，引き続きトヨタ自動車株式会社調達本部ユニット部品調達部長松山洋司氏による特別講演「クルマを取巻く環境の変化100年に1度の大変革に向けたトヨタの取組み」が行われた。午後からは資源，製錬，分析，工務，新素材の5部門に分かれて分科会形式で一般講演が行われた。会議参加者は5部門合計で645名を記録した。図1に最近10年間の各部門の一般講演参加者数推移を示す。新素材部門では以下の8件の発表で52名の参加があり，研究成果や開発成果，改善内容などが報告され，熱心な質疑応答が行われた。各部門の一般講演では会議参加者による日本鉱業協会賞推薦のための投票が行われた。投票の結果，新素材部門では，（5）LiTaO 3育成における自動シーディング機構の開発（住友金属鉱山），（6）硫酸銅浴を用いた7N高純度銅の開発（三菱マテリアル）の2件が協会賞を受賞した。（1）低温焼結性銅粒子を用いた接合材料（三井金属鉱業）（2）柔軟性を有した銀被覆粒子とその複合材料の物性評価（三菱マテリアル）（3）極薄銅厚2層めっき基板の特性改善（住友金属鉱山）（4）光学調整膜用途スパッタリングターゲットの開発（JX金属）（5）LiTaO 3育成における自動シーディング機構の開発（住友金属鉱山）（6）硫酸銅浴を用いた7N高純度銅の開発（三菱マテリアル）（7）高結晶性単層カーボンナノチューブを用いた平面電子源（DOWAホールディングス）（8）高効率緑色発光デバイス用半極性GaN基板の開発（古河機械金属）図1各部門一般講演参加者数推移鉱山第778号2019年8・9月－208－