ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

ページ
169/278

このページは 鉱山2019年8・9月号 の電子ブックに掲載されている169ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

鉱山2019年8・9月号

を保有するペルーのセロ・ベルデ鉱山は,順調に操業を実施し,産銅量は年間476千tとなった。・住友金属鉱山㈱及び住友商事㈱が権益の一部を保有するチリのカンデラリア鉱山及びオホス・デル・サラド鉱山では,オープンピット及び坑内採掘ともに順調に操業を実施し,産銅量は130千tであった。・住友金属鉱山㈱及び住友商事㈱が権益の一部を保有する豪州ノースパークス鉱山は順調に操業を実施し,産銅量は40千tであった。・住友金属鉱山㈱及び住友商事㈱が権益の一部を保有するチリのシエラゴルダ鉱山の産銅量は97千tであった。・メキシコ合衆国メキシコ州のティサパ鉱山(出資比率:DOWA 39%,Penoles 51%,住友商事10%)の2018(平成30)年粗鉱処理量は950千tで亜鉛精鉱80千tのほか鉛精鉱・銅精鉱等を生産した。・三菱商事㈱,JX金属㈱及び三菱マテリアル㈱が権益の一部を保有しているチリ共和国第Ⅱ州のエスコンディーダ銅鉱山における2018(平成30)年の粗鉱処理量は125百万t,生産銅量は1,210千tであった。・JX金属㈱,三菱マテリアル㈱,丸紅㈱,三菱商事㈱が権益の一部を保有しているチリ共和国第Ⅳ州のロス・ペランブレス銅鉱山における2018(平成30)年の粗鉱処理量は62百万t,生産銅量は358千tであった。・パンパシフィック・カッパー㈱及び三井物産㈱が全権益を保有するチリ共和国アタカマ州のカセロネス銅鉱山の2018(平成30)年の粗鉱処理量は27百万t,生産銅量は133千tであった。・三井物産㈱と三井金属鉱業㈱が権益の一部を保有しているチリ共和国第Ⅰ州のコジャワシ銅鉱山における2018(平成30)年の粗鉱処理量は49百万t,生産銅量は559千tであった。・三井金属鉱業㈱が権益を保有するペルー共和国ワンサラ鉱山における2018(平成30)年の粗鉱処理量は537千t,生産された鉛精鉱11千t,亜鉛精鉱68千t,銅精鉱3千tであった。・日鉄鉱業㈱が権益を保有するチリ共和国第Ⅲ州ティエラ・アマリージャ地区のアタカマ鉱山の2018(平成30)年の粗鉱生産量は1,520千t,生産銅量は12千tであった。・三菱マテリアル㈱,DOWAメタルマイン㈱及び古河機械金属㈱の日本側3社とインペリアル・メタルズ社は,カナダのハックルベリー銅鉱山を操業していた。同鉱山は2016(平成28)年9月より休山しており,日本側3社は撤退した。・三菱マテリアル㈱が権益の一部を保有するカナダのカッパーマウンテン銅鉱山における2018(平成30)年の粗鉱処理量は14.5百万t,生産銅量は35.8千tであった。・海外ウラン資源開発㈱(OURD)が25%出資しているニジェール共和国COMINAK社のAkouta鉱山の2018(平成30)年ウラン生産量は1,128tUであった。同じくOURDが7.5%の権益を保有しているカナダのMcClean Lake鉱山では,2014(平成26)年10月から開始した近隣のCigar Lake鉱山鉱石の受託製錬を継続し,2018(平成30)年は約6,930tUを生産した。Ⅲ技術開発の動向1.探査技術1.1 JOGMECによる技術開発JOGMECは,鉱床の遠隔化及び深部化に対応するため,リモートセンシングと物理探査の技術開発を実施し,それら技術をJV調査(共同調査)の現場に適用して新規鉱床の発見を目指している。リモートセンシングでは,アフリカのプロジェクトで広域的なエリアから探鉱有望地の抽出を目的とした画像解析を,アフリカ,欧州のプロジェクトではボーリング・コアを利用した変質帯の3次元評価を目的としたスペクトル測定-161-鉱山第778号2019年8・9月