ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

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概要

鉱山2019年8・9月号

表4溶融亜鉛めっき生産(単位:t,%)平成21年度平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度平成28年度平成29年度平成30年度構成比30/29鋼管80,18294,302102,92089,44790,988105,04499,96455,67419,73823,1701.917.4一般鋼材31,26932,50431,88536,56739,61737,77142,50346,10346,74846,4053.9▲0.7造船68,69568,51868,95762,51757,54865,62664,60462,76857,41458,0944.91.2冷暖房------------道路194,006170,894161,891175,708184,076177,556142,641139,033148,227146,24512.3▲1.3仮設機材46,72846,90168,75076,260104,273121,38698,57698,604103,718104,5048.80.8ク ゙ レ ー チ ン ク ゙ ・ ラ ス52,31045,95743,59241,73546,38143,83434,65040,99643,44840,2673.4▲7.3建築材356,363354,334367,961392,798440,744454,043427,211409,197451,039446,59437.5▲1.0駐車場30,89530,39030,12434,09536,76230,62034,61334,61333,08829,9262.5▲9.6継手23,89225,52924,52620,29019,79918,75617,85117,26417,30712,9401.1▲25.2鉄道(架線軌道金物)11,87511,88013,01216,47414,2209,5019,8738,1019,8639,1210.8▲7.5鉄塔鋼材電力(架線金物)119,966119,16298,618120,916131,438121,523111,588101,84995,345102,9498.68.0電電(架線金物)ファスナー36,63932,82033,58737,71238,79439,54235,06832,77438,14338,1393.20.0その他116,389116,285117,446135,119148,233146,669139,926125,147129,583132,25411.12.1合計1,169,2091,149,4761,163,2691,239,6381,352,8731,371,8711,259,0681,172,1231,193,6611,190,608100.0▲0.3出所:(一社)日本溶融亜鉛鍍金協会(調査対象は同協会会員会社のみ)表4によれば,溶融亜鉛めっき生産数量は前年度比0.3%減の119万tとなった。多くの品種で前年度比減となったが,減少基調を辿っている鋼管や電力関係が,2018年度では増加に転じた。5.伸銅品向け需要(報告値ベース)(表2,5,図4参照)伸銅品向け需要も同じく,前年度比3.4%増の48.2千tと再び反発した。しかしながら,2018年度の伸銅品全体の生産は,前の年度の反動もあり,前年度比1.4%減の810千tとなった。黄銅品生産も3年ぶりに低下した。表5からも分かる通り,需要増となったのは,亜鉛地金を使用する黄銅製品の板,条製品の生産が好調だったためと思われる(スクラップを使用する管,棒は生産が低下した)。6.亜鉛ダイカスト向け需要(報告値ベース)(表2,6参照)2018年度では,亜鉛ダイカスト向け需要は4年ぶりに低下し,その需要量は前年度比0.8%減の48.1千tとなった。減少ではあるが,その減少幅は小さかった。その需要減を受けて,亜鉛ダイカスト生産も再びマイナスとなった。この統計は,毎回この欄で述べている通り,大手メーカーが調査対象であり,中小メーカーの亜鉛ダイカスト生産が漏れているため,需要量と生産量の方向がすべて一致するとは限らない。7.無機薬品向け需要(報告値ベース)(表2,7参照)無機薬品向け需要は前年度比7.8%増の30.3千tとなった。伸び率は,亜鉛板(同9.7%増,その量は少ないが)に次いで,全体で2番目だった。同需要分野の製品である亜鉛華の生産も同1.9%増と2年連続で増加した。亜鉛華自体の需要は,主分野であるゴムが低下したものの,それ以外の分野は上昇し,全体では2018年度も前の年度に引き続き,好調となった。8.その他の需要(報告値ベース)(表2参照)上記通り,亜鉛板向けは5年連続で前年度比増となったが,その他向け需要は2年連続で前年度実績を下回った。9.総在庫推移(表2参照)2018年度の総在庫は,生産減と輸入減により年度初の90千t水準から80千t水準へ緩やかに減少した。生産者在庫は大きな変動もなく,50~70千t台で安定的に推移した。Ⅲ.輸出入1.精鉱輸入(表8参照)2018年は前の年からの厳しい原料事情が継続中だったが,亜鉛精鉱輸入は4年ぶりに上昇し,前年比3.3%増の447.5千tとなった。しかしながら,生産は年度同様,暦年ベースでも減少した。2018年では,ボリビアが3年ぶりに輸入量首鉱山第778号2019年8・9月-116-