ブックタイトル鉱山2019年8・9月号

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概要

鉱山2019年8・9月号

台14,000,00012,000,00010,000,0008,000,000四輪車輸出6,000,000四輪車内販4,000,0002,000,0000図4四輪車内販と輸出5.無機薬品向け需要(報告値ベース)(表2参照)ここ数十年来の国内外における,環境面での鉛使用の規制強化により,無機薬品向け需要は,2013年度まで9年連続で減退基調を辿ってきたが,一旦,2014年度で前年度比プラスとなった。ところが,すぐに2015年度ではマイナスに転じ,再度2016年度では前年度実績を上回った。しかし,2017年度では,再び同比マイナスに転じ,2018年度でもマイナスと2年連続の減となった。同需要分野はここに来て一進一退の動きを続けている。しかし,その需要量は5千tレベルと,電気鉛全体の需要からみれば,僅かであり,今後,その需要量が反転することはほとんど考えられない。今後は同程度の需要量を続けて行くと思われる。6.はんだ向け需要(報告値ベース)(表2,6,図5参照)はんだ向け需要は,その需要量の減少に当然のことながら歯止めが掛からないでいるが,2017年度では13年ぶりに微増した。ところが,2018年度では前年度比23.9%減の0.7千tと再びマイナスとなった。3年連続で1.0千t台を割り込み,低空飛行を続けている。銀,ビスマス等への代替品の増加から鉛の使用割合も減少しつつあるはんだだが,はんだ生産自体は2017年度にかけて2年連続で増加したが,2018年度では前年度比0.8%減の16.2千tとなった。7.その他の需要(報告値ベース)(表2参照)鉛管板向けは7年連続して減少し,ここ数年間,その減退基調に歯止めが掛からないでいる。再生向けは前年度比半減したが,その他向けは4年ぶりに増加した。8.総在庫推移(表2参照)2018年度の総在庫は緩やかな増加基調を辿った。年度初の20千t水準から年度末の25千t水準へ積み上がった。生産者在庫は大きな変化がなく,概ね15千t前後での推移となった。-103-鉱山第778号2019年8・9月