ブックタイトル鉱山2019年7月号

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概要

鉱山2019年7月号

塩屋岬灯台と美空ひばり歌碑いわき工場前の記念撮影産業戦士の像4.発表各社の安全活動について日本鉱業協会事務局から「各社安全成績」等について,災害発生率・状況や推移動向についての報告が行われ,各社から災害発生状況と安全活動について報告があった。その後,次の代表3社から「安全活動の取り組み」について報告があった。(1)秋田製錬㈱・過去の安全成績について非常に悪いと判断し,この状況を改善すべく平成26年度より抜本的な安全施策の見直しを実施(協力会社員へ安全活動に関するアンケートの実施,新人教育の見直し等)。その結果,平成27年度から災害件数を削減することができた。・2019年度は安全衛生環境活動基本理念として,「ルール順守は不安全行動,不安全状態を容認しない職場環境,企業風土によって成熟される」を掲げている。一方でいまだに10%前後がルール違反や不安全行動を取っている現状を踏まえ,もう一歩掘り下げた行動ルールを設定している(ポケ手はしない,場内は走らない,作業着,保護具は清潔にする等)。(2)三菱マテリアル㈱・「4カンパニー+1事業本部+1事業室」制としており,多種多様な製品群から様々な労働安全リスクが存在する。・安全衛生の取り組みとして「安全と健康は全てに優先する」とする基本理念を掲げており,2019年度は「多発災害撲滅キャンペーン」の実施,リスクアセスメントによる設備安全化の徹底の2点を重点実施事項として活動を展開する予定である。・危険体感推進教育の一環として,2018年5月よりVR(仮想現実)を用いた危険体感教育を開始している。・さいたまオフィス内に危険体感教育の研修施設である「緑館」を建設。2017年3月より運用を開始し,2017年度は1,503名が受講した。・平成30年度厚生労働省委託事業である「老朽化した生産設備における安全対策の調査分析事業」報告書に掲載された事例(回転体への安全カバー取付等)の紹介があった。-49-鉱山第777号2019年7月