ブックタイトル鉱山2019年7月号

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概要

鉱山2019年7月号

部会報告(現地安全情報交換会)第19回現地安全情報交換会報告古河機械金属株式会社深尾学1.はじめに毎年恒例となっている「現地安全情報交換会」が,福島県いわき市で5月23~24日に開催されました。日本鉱業協会主催により事故災害の未然防止,安全衛生の向上を図るため,会員各社の安全関係担当者出席の下,報告会等を通じて各種活動について活発な意見交換が行われました。三菱マテリアル㈱3名,小名浜製錬㈱1名,細倉金属鉱業㈱2名,マテリアル・エコ・リサイクル㈱1名,JFEミネラル㈱1名,DOWAメタルマイン㈱2名,秋田製錬㈱1名,DOWAホールディングス㈱2名,JX金属㈱3名,三井住友金属鉱山伸銅㈱1名,住友金属鉱山㈱1名,日本精鉱㈱1名,三井金属鉱業㈱2名,古河機械金属㈱3名)2.開催要領(1)月日・場所2019年5月23日(木)・JRいわき駅集合,バスにて古河電子㈱いわき工場へ移動・古河電子㈱いわき工場にて会社概要説明後,工場見学・津波震災跡地の薄磯海岸周辺および塩屋岬灯台等現地見学・宿泊先であるいわきワシントンホテルにて懇親会開催2019年5月24日(金)・2018年各社年間災害データの集計結果について報告(事務局)・秋田製錬㈱,三菱マテリアル㈱,三井住友金属鉱山伸銅㈱の3社より安全関連の取り組み発表および質疑応答・小名浜港へ移動し「いわき・ら・ら・ミュウ」にて昼食・散策・JR泉駅にて解散(2)出席者合計27名(27名/15社)(東邦亜鉛㈱2名,3.古河電子㈱いわき工場の概要,見学・現在のIT(情報技術)の進展に不可欠なガリウムヒ素半導体の原料となる高純度金属ヒ素の特性に早くから着目し,1961年,高純度金属ヒ素の研究に着手。・1972年にいわき工場(福島県いわき市)を設立して高純度金属ヒ素の量産を進め,現在では世界のトップメーカーとして全世界に安定供給している。・高純度金属ヒ素のほか,電子機器・情報機器に使用される高品質の各種高純度製品,各種化合物半導体,コイル,窒化アルミセラミックス,レーザー用レンズ,レーザー用ミラーなどを製造・販売している。・工場見学では,高純度金属ヒ素の製造工程,非常用自家発電設備の説明,手荷物検査機などに使われているタングステン酸カドミウム(CWO)単結晶の現物を見ていただいた。また,太平洋戦争時,石炭増産を目的に働く人たちの意欲を高めようとして造られた「産業戦士の像」が工場隣接地にあり見学を行った。鉱山第777号2019年7月-48-